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消費者庁がインターネットにおける健康食品等の虚偽・誇大表示の改善を要請

更新日:2021/11/30

■注意喚起および勧告内容
2021年11月29日、消費者庁がインターネットにおける健康食品等の虚偽・誇大表示の改善を要請。

■解説
消費者庁が令和3年7月から9月までに、下記の方法でインターネットにおける健康食品等の虚偽・誇大表示の監視を行ったところ、228事業者 (229商品) において、健康増進法に違反するおそれのある文言等を含む表示が確認された。消費者庁は当該事業者に表示の適正化を要請。また、当該事業者が出店するショッピングモール運営事業者に対し、表示の適正化について協力を要請した。

<監視方法>
ロボット型全文検索システムを用いたキーワードによる無作為検索の上、検索された商品のサイトを目視により確認。

<主な検索キーワード>
・「動脈硬化」、「高血圧」、「熱中症」等の疾病の治療又は予防を目的とする効果があるかのような表現
・「免疫力」、「疲労回復」、「滋養強壮」等の身体の組織機能の一般的増強、増進を主たる目的とする効果があるかのような表現
・「コロナ太り」、「肥満」、「日焼け止め」等の身体を美化し、魅力を増し、容ぼうを変える効果があるかのような表現 等

<当該監視期間に表示されていた健康保持増進効果等 (一部) >

商品区分
表示されていた健康保持増進効果等
生鮮食品
(農産物、水産物)
【6商品】
・動脈硬化予防、高血圧防止、コレステロール値抑制、滋養強壮、疲労回復、美肌に効果を有すること等を標ぼうする表示
加工食品
(農産加工品、畜産加工品、水産加工品等)
【58商品】
・がん、動脈硬化、高血圧予防、免疫力アップ、抗酸化作用、中性脂肪、血中コレステロール低減、アンチエイジング、疲労回復、熱中症対策、夏バテ、老化防止、ダイエット、美肌に効果を有すること等を標ぼうする表示
飲料等
(茶、コーヒー及びココア調製品、飲料、酒類)
【20商品】
・動脈硬化・脳出血・脳梗塞・高血圧・糖尿病予防、免疫力対策、抗酸化作用、疲労回復、脂肪分解・燃焼・抑制、滋養強壮、便秘改善、自粛太り対策、熱中症対策に効果を有すること等を標ぼうする表示
いわゆる健康食品
(カプセル、錠剤、顆粒状等)
【145商品】
・動脈硬化、高血圧予防、強抗酸化作用、免疫力アップ、脂肪燃焼・分解、中性脂肪減少、便秘改善、滋養強壮、疲労回復、男性機能改善、デトックス、日焼け止めに効果を有すること等を標ぼうする表示
・女性ホルモンの活性化に働きかけ、シミ・くすみ改善、美白・美肌、アンチエイジングに効果を有すること等を標ぼうする表示

■関連情報
消費者庁ウェブページPDF (2021年11月29日) →「インターネットにおける健康食品等の虚偽・誇大表示に対する要請について (令和3年7月~9月) 」
厚生労働省ウェブページ→「健康食品」に係る虚偽・誇大広告等の禁止」

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