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2019年7月更新の素材情報データベース(更新中!)

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2019年7月1日からの素材情報の更新は下記の通りです。

●「α-リポ酸 (チオクト酸)」有効性:消化系・肝臓 (190723)
・肥満 (BMI≧30) の非アルコール性脂肪性肝疾患患者45名 (試験群23名、平均40.6±5.6歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ビタミンE 400 mg/日とともにα-リポ酸600 mg×2回/日を12週間摂取させたところ、ビタミンE単独摂取に比較し、糖代謝マーカー (インスリン、アディポネクチン、QUICKI) の改善、炎症マーカー (IL-6) の低下が認められた。一方、糖代謝マーカー (空腹時血糖) 、炎症マーカー (MCP-1) 、体組成 (体重、BMI、ウエスト径、ヒップ径、体脂肪率) 、肝機能マーカー (ALT、AST) 、脂肪変性の程度に影響は認められなかった (PMID:30585337)
(PMID:30585337) J Clin Pharm Ther. 2019 Apr;44(2):258-267.


●「ビタミンA (レチノール)」有効性:消化系・肝臓 (190722)
・潰瘍性大腸炎患者143名 (試験群72名、平均39.07±12.47歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、通常の治療とともにビタミンAサプリメント25,000 IU/日を2ヶ月間摂取させたところ、症状の重症度指標 (Mayo score) の改善が認められた (PMID:30477842)
(PMID:30477842) Complement Ther Med. 2018 Dec;41:215-219.


●「カンゾウ」安全性:危険情報 (190719)
・高血圧、冠動脈疾患、2型糖尿病、脂質異常症のため、イルベサルタン (アンジオテンシンII受容体拮抗薬) 、ヒドロクロロチアジド (利尿薬) 、アスピリン (解熱鎮痛薬) 、メトホルミン (糖尿病治療薬) 、エンパグリフロジン (糖尿病治療薬) 、インスリン、エゼチミブ (脂質異常症治療薬) 、アトロバスタチン (脂質異常症治療薬) を服用中の84歳男性 (カナダ) が、自家製のカンゾウ抽出物をコップ1〜2杯/日、1週間摂取したところ、コントロール良好であった収縮期血圧の上昇、頭痛、羞明、胸痛、疲労感、下肢の浮腫を生じ、フロセミドの服用を開始したが改善せず、1週間後に高血圧緊急症を呈して救急外来を受診し、低カリウム血症、血中レニン活性およびアルドステロンの低下が認められた。カンゾウ摂取による偽アルドステロン症と診断され、摂取中止と加療により改善した (PMID:31133605)
(PMID:31133605) CMAJ. 2019 May 27;191(21):E581-E583.


●「乳清」有効性:骨・筋肉 (190718)
・2017年12月までを対象に4つのデータベースで検索できた無作為化比較試験8報について検討したメタ分析において、成人による乳清タンパク質の摂取は、レジスタンス運動後24時間未満 (5報) および72時間後 (4報) の筋機能回復と関連が認められたが、試験によるばらつきが大きかった。一方、24時間後 (8報) 、48時間後(4報)、96時間後 (4報) の筋機能回復とは関連が認められなかった (PMID:29462923)
(PMID:29462923) Nutrients. 2018 Feb 16 10(2). pii E221.


●「セイヨウオトギリソウ 、セントジョーンズワート、ヒペリクムソウ」安全性:医薬品との相互作用 (190717)
・健康な成人男女14名 (37±10歳、ドイツ) を対象としたオープンラベル試験において、マシテンタン (肺高血圧症治療薬:CYP3A4基質) 30 mgを単回、続いて10 mg/日を16日間摂取させ、最後の13日間にセイヨウオトギリソウ300 mg×3回/日を併用、最終日にリバーロキサバン (抗凝固薬:CYP3A4、P糖タンパク質基質) 20 mgおよびミダゾラム (CYP3A4基質) 30μgを単回摂取させたところ、セイヨウオトギリソウを摂取させていない条件下に比較し、ミダゾラムの部分クリアランス、マシテンタンおよびリバーロキサバンの経口クリアランスが上昇し、マシテンタンおよびリバーロキサバンの血中濃度 (Cmax、AUC) が低下、マシテンタンの薬効が減弱した (PMID:30192025)
(PMID:30192025) Br J Clin Pharmacol. 2018 Dec;84(12):2903-2913.


●「ステビア」安全性:医薬品との相互作用 (190716)
・in virto試験 (ブタ小腸上皮細胞) において、ステビア含有成分 (レバウジオシドA、ステビオシド、ステビオール) はいずれの濃度でもCYP1A1およびCYP3A29の遺伝子発現に影響を及ぼさなかった (PMID:29655729)
・in virto試験 (ブタ肝細胞) において、ステビア含有成分 (レバウジオシドA、ステビオシド、ステビオール) はいずれもCYP1A1、CYP1A2、CYP2A19、CYP2B22およびCYP2E1の遺伝子発現に影響を及ぼさなかったが、レバウジオシドAおよびステビオールは低濃度のみ、ステビオシドはいずれの濃度でもCYP3A29の遺伝子発現を亢進した (PMID:29655729)
・in virto試験 (ブタ肝ミクロソーム) において、ステビア含有成分 (レバウジオシドA、ステビオシド、ステビオール) はいずれの濃度でもCYP1A、CYP2A19、CYP2B、CYP2E1およびCYP3Aの活性に影響を及ぼさなかった (PMID:29655729)
(PMID: 29655729) Food Chem. 2018 Aug 30;258:245-253.


●「ショウガ」有効性:糖尿病・内分泌 (190712)
・2018年7月までを対象に4つのデータベースで検索できた無作為化比較試験8報について検討したメタ分析において2型糖尿病患者によるショウガサプリメントの摂取は、空腹時血糖 (8報) との関連は認められず、HbA1c(7報)の上昇と関連が認められたが、試験によるばらつきが大きかった (PMID:30921234)
(PMID:30921234) Medicine (Baltimore). 2019 Mar 98(13)e15054. 


●安全性:医薬品等との相互作用 (190711)
メチル化カテキン
・動物実験 (ラット) において、べにふうき緑茶 (メチル化カテキン17.5 mg/500 mL含有) の摂取は、肝臓CYP2D2、CYP3A2、小腸CYP3A9の遺伝子発現、肝臓CYP1A、CYP2C、CYP3Aの活性に影響を及ぼさなかったが、CYP2D活性を阻害した (PMID:29275296)
・動物実験 (ラット) において、べにふうき緑茶 (メチル化カテキン17.5 mg/500 mL含有) の事前摂取は、ミダゾラム (催眠鎮静薬:CYP3A基質) の血中濃度には影響を及ぼさなかった (PMID:29275296)
・in vitro試験 (ラット肝および小腸ミクロソーム) において、べにふうき緑茶 (メチル化カテキン17.5 mg/500 mL含有) およびメチル化カテキンは、肝臓および小腸CYP3A、肝臓CYP2D活性を阻害した (PMID:29275296)

カテキン
・in vitro試験 (ラット肝ミクロソーム) において、EGCGはCYP3A、CYP2D活性を阻害した (PMID:29275296)

(PMID:29275296) In Vivo 2018 32(1) 33-40


●「イボツヅラフジ」安全性:危険情報 (190710)
・63歳男性 (台湾) が、イボツヅラフジ茎のジュースを1週間摂取したところ (摂取量不明) 、精神状態の異常、肝機能マーカー (AST、ALT) および総ビリルビンの上昇を呈して入院。退院後も摂取を継続し症状が悪化したが、医師の助言を聞き入れず、死亡した。
・C型肝炎、アルコール依存症、肝細胞がんの57歳男性 (台湾) が、イボツヅラフジ茎のジュース100 mL/日を2週間以上摂取したところ、右上腹部の不快感、皮膚黄染、黄疸、肝機能マーカー (AST、ALT) および総ビリルビンの上昇を呈した (PMID:30670256)
(PMID:30670256) Complement Ther Med. 2019 Feb;42:286-291.


●「アマチャヅル」有効性:脳・神経・感覚器 (190709)
・慢性的なストレスや不安がある健康な成人男女72名 (試験群36名、平均35.28±10.38歳、韓国) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、1日おきのストレス負荷課題とともに、アマチャヅル葉抽出物200 mg×2回/日を8週間摂取させたところ、不安評価尺度3種類 (5項目) 中1項目 (特性不安) のみ低減が認められた。一方、他の4項目、自律神経系機能検査、心拍変動および血中ノルエピネフリン、副腎皮質刺激ホルモン、唾液中コルチゾール、α-アミラーゼに影響は認められなかった (PMID:30599899)
(PMID:30599899) Phytomedicine. 2019 Jan;52:198-205.


●「ペパーミント」有効性:消化系・肝臓 (190708)
・2018年4月までを対象に5つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ比較試験12報 (検索条件:期間≧2週間) について検討したメタ分析において過敏性腸症候群の成人による腸溶性ペパーミントオイルの摂取は、全体的な症状 (7報) 、腹痛 (6報) の改善と関連が認められたが、試験によるばらつきが大きかった。一方、有害事象 (8報) のリスクとは関連が認められなかった (PMID:30654773)
(PMID:30654773) BMC Complement Altern Med. 2019 Jan 17 19(1)21.


●「α-リノレン酸」有効性:循環器・呼吸器 (190705)
・2017年8月までを対象に3つのデータベースで検索できたコホート研究14報について検討したメタ分析において、成人によるα-リノレン酸の摂取量は、冠動脈性心疾患 (13報) 、致死的冠動脈性心疾患 (9報) の発症リスク低下と関連が認められた (PMID:29355094)
(PMID:29355094) Br J Nutr. 2018 Jan 119(1)83-89.


●「アニス、アニス種子」安全性:医薬品等との相互作用 (190704)
・動物実験 (マウス) において、アニス精油の摂取は、コデイン (鎮痛薬:CYP2D6基質) 、ミダゾラム (催眠鎮静薬:CYP3A基質) 、ジアゼパム (抗不安薬:CYP2C19、CYP3A4基質) の薬効を増強した (PMID:22926042)
・動物実験 (マウス) において、アニス精油の摂取は、ペントバルビタール (催眠鎮静薬:CYP2B6、CYP2D6基質) 、イミプラミン (抗うつ薬:CYP1A2、CYP2D6基質) 、フルオキセチン (抗うつ薬:CYP2D6基質) の薬効を減弱した (PMID:22926042)
(PMID:22926042) Fitoterapia 2012 83(8) 1466-73.


●「イソフラボン」安全性:医薬品等との相互作用 (190703)
・in vitro試験 (ヒト前立腺がん細胞) において、イソフラボン類 (ダイゼイン、エクオール、ゲニステイン) はいずれもタキサン系抗がん剤 (ドセタキセル、カバジタキセル) の細胞増殖抑制作用に影響を及ぼさなかった (PMID:30345530)
・動物実験 (ヒト前立腺がん細胞移植マウス) において、ゲニステインの摂取はドセタキセル (抗がん剤) の細胞増殖抑制作用に影響を及ぼさなかった (PMID:30345530)
・in vitro試験 (ヒト酵素タンパク) において、ゲニステインはCYP3A4活性を阻害した (PMID:30345530)
(PMID: 30345530) Prostate. 2019 Feb;79(2):223-233.


●安全性:医薬品等との相互作用 (190702)
カテキン
・健康な成人男女13名 (21〜63歳、日本) を対象としたクロスオーバー無作為化比較試験において、ナドロール (β遮断薬) 30 mgとともに緑茶抽出物 (92.5%エピガロカテキンガレート含有) 54 mg/日または162 mg/日を単回摂取させたところ、いずれの摂取量においてもナドロールの血中濃度 (Cmax、AUC) 、尿中排泄量が減少したが、Tmax、半減期、腎クリアランス、血圧、脈拍数に影響は認められなかった (PMID:29480324)
・In vitro試験 (ヒト胎児腎臓細胞) において、エピガロカテキンガレートはOATP1A2によるナドロール (β遮断薬) およびブロモスルホフタレインの取り込みを阻害した (PMID:29480324)

チャ (茶)
・健康な成人男女13名 (21〜63歳、日本) を対象としたクロスオーバー無作為化比較試験において、ナドロール (β遮断薬) 30 mgとともに緑茶抽出物 (92.5%エピガロカテキンガレート含有) 54 mg/日または162 mg/日を単回摂取させたところ、いずれの摂取量においてもナドロールの血中濃度 (Cmax、AUC) 、尿中排泄量が減少したが、Tmax、半減期、腎クリアランス、血圧、脈拍数に影響は認められなかった (PMID:29480324)

(PMID:29480324) Eur J Clin Pharmacol. 2018 Jun;74(6):775-783.


●「イソフラボン」有効性:免疫・がん・炎症 (190701)
・2017年5月までを対象に2つのデータベースで検索できた観察研究7報 (コホート研究3報、症例対照研究4報) について検討したメタ分析において、食事からのイソフラボン摂取量と胃がんリスクとの関連は認められなかった (PMID:29665798)
(PMID:29665798) BMC Public Health. 2018 Apr 17 18(1)510.



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