オーストラリアTGAがコロイド銀を含む製品の慢性的な摂取による被害事例を報告(071010)

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オーストラリアTGAがコロイド銀を含む製品の慢性的な摂取による被害事例を報告(071010)

オーストラリア治療製品局(TGA)がコロイド銀を含む製品の慢性的な摂取との因果関係が疑われる被害事例を報告しています。詳細はオーストラリアTGAのウェブサイト(英語)を参照してください。

ADRAC(Adverse Drug Reactions Advisory Committee)は、「コロイド銀発生装置」を用いて作成した自家製のコロイド銀(細かい銀の粒子を液体に懸濁したもの)が原因と考えられる下記の4件の被害事例報告を受けました。
1) 5歳男児がコロイド銀を毎日、数ヶ月摂取したところ、肌と舌の変色と肝機能障害が見られた。
2) 高齢男性がコロイド銀を毎日、6ヶ月間摂取したところ、皮膚の変色や心筋症、記憶喪失などを伴う消耗性疲労により入院した。
3) 高齢男性が「コロイド銀発生装置」を用いて作成したコロイド銀を4年以上摂取したところ、皮膚が灰色に変色した。
4) 成人男性が自家製のコロイド銀を毎日、3年間摂取し、髭剃り後にも局所使用したところ、全身の皮膚が変色した。

いずれのケースでも、銀に曝露されていない人よりも、血漿銀濃度が数倍も高い値となっていました。

オーストラリアではコロイド銀製品の販売は許可されておらず、登録された局所使用の銀製品を除き、銀製品の安全性や有効性に関する根拠はありません。また、銀の栄養学的な価値は知られておらず、銀塩やコロイドなどのすべての形態で毒性があることが明らかになっています。それにも係わらず、コロイド銀を含む製品は治療に役立つと宣伝され続けています。以前にカナダ保健省もコロイド状銀製品に注意喚起(070912)を行っており、コロイド銀を含む製品を摂取するには注意が必要です。

銀中毒の症状としては、不可逆的な皮膚上皮の青灰色化があり、皮膚全体、深部組織、粘膜、爪、結膜、角膜および水晶体にも影響する可能性があります。また、末梢神経障害、発作、血液学的、心臓、肝臓、腎毒性障害を起こす可能性が示唆されています。

日本でも様々な金属を含む製品が販売されています。中には、食品添加物として認められている金属なので安全であるということを強調しているものもあります。しかし、これらを「食品であるから」と過剰に摂取すれば、その金属の一日摂取許容量を大幅に超え、体内に蓄積し、健康被害を受ける可能性があります。

最近、健康増進やダイエットを目的としたいわゆる健康食品が、インターネット等を利用して多数販売されています。その中には医薬品や未承認の薬物を含む違法な製品もあり、これらを「食品」という認識で安易に利用することには、危険が伴います。
厚生労働省が健康食品に関する注意事項を分かりやすくまとめた健康食品や外国製医薬品、化粧品等と上手につきあうために(厚生労働省作成2006年版)を公開しておりますので、利用される前に一度ご確認ください。

また、国内外では予防措置として積極的に健康食品に関する注意喚起情報が出されており、それらを当サイトの「最新ニュース」にて随時公開しておりますので、そちらも参考にしてください。

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