健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

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項 目

内 容

名称

オクタコサノール [英]Octacosanol [学名]-

概要

オクタコサノールは米糠や小麦胚芽、サトウキビ、果物の外皮などに存在するワックス (ロウ) から抽出して得られるポリコサノールの一種である。ポリコサノールは炭素数20以上の高級脂肪族アルコール類の総称であり、オクタコサノールは炭素数28である。俗に、「持久力をたかめる」「筋肉痛によい」「コレステロールを下げる」と言われているが、有効性・安全性について信頼できる十分な情報が見当たらない。ポリコサノールを用いた研究が行われているが、オクタコサノール単独での検討はほとんど実施されておらず、オクタコサノールの有効性は不明である。その他、詳細については「すべての情報を表示」を参照。

法規・制度

・「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質 (原材料)」に区分される (30) 。

成分の特性・品質

主な成分・性質

・N-octacosanol, octacosyl alcohol (94) 。CH3-(CH2)26-CH2OH (PMID:27465721) 。オクタコサノールは通常、他のポリコサノール類 (テトラコサノール (tetracosanol, 炭素数24) 、ヘキサコサノール (hexacosanol, 炭素数26) 、ヘプタコサノール (heptacosanol, 炭素数27) 、ノナコサノール (noncosanol, 炭素数29) 、トリアコンタノール (triacontanol, 炭素数30)) と共に存在している (PMID:15998118)

分析法

・ガスクロマトグラフィー (101) 、ガスクロマトグラフ質量分析計 (PMID:15998118) により分析した報告がある。

有効性








循環器・
呼吸器


RCT
・血漿コレステロール値が正常もしくは若干高めの成人58名 (試験群29名、平均49±11歳、オランダ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、小麦胚芽由来ポリコサノール20 mg/日 (オクタコサノール67.9%含有) 含有チョコレートを4週間摂取させたところ、血中脂質 (総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール、LDL/HDL比、トリグリセリド) に影響は認められなかった (PMID:15375787)
・コレステロール値が高めの健康な成人男女39名 (試験群19名、平均47.4±10.83歳、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ポリコサノール20 mg/日 (オクタコサノール63〜66%含有) を8週間摂取させたところ、血漿LDLコレステロール、総コレステロール、HDLコレステロール、トリグリセリドおよびCRP値に影響は認められなかった (PMID:17158441)
・高コレステロール血症患者21名 (平均57.8±2.1歳、カナダ) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ比較試験において、ポリコサノール10 mg/日 (オクタコサノール65.6%含有) 含有マーガリンを28日間摂取させたところ、血漿中の総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール、トリグリセリド (PMID:17093150) および酸化LDL (PMID:19337769) の濃度に影響は認められなかった。


消化系・肝臓

調べた文献の中に見当たらない。

糖尿病・
内分泌

調べた文献の中に見当たらない。

生殖・泌尿器

調べた文献の中に見当たらない。

脳・神経・
感覚器

調べた文献の中に見当たらない。

免疫・がん・
炎症

調べた文献の中に見当たらない。

骨・筋肉

調べた文献の中に見当たらない。

発育・成長

調べた文献の中に見当たらない。

肥満

調べた文献の中に見当たらない。

その他

調べた文献の中に見当たらない。





試験管内・
動物他での
評価

調べた文献の中に見当たらない。

安全性

危険情報

<一般>
・安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらない (94) 。
<妊婦・授乳婦>
・安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらないため、使用は避ける (94) 。
<小児>
・サプリメントなど濃縮物として摂取する場合の安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらない。

禁忌対象者

調べた文献の中に見当たらない。

医薬品等との
相互作用

<理論的に考えられる相互作用>
・レポドパあるいはカルビドパによる治療を行っている患者が摂取した場合、ジスキネジーの悪化や神経緊張の上昇をもたらす可能性がある (94)。

動物他での
毒性試験

調べた文献の中に見当たらない。

AHPAクラス分類
及び勧告

-

総合評価

安全性

・信頼できる十分な情報が見当たらないため、妊娠中・授乳中は使用を避ける。

有効性

(注:下記の内容は、文献検索した有効性情報を抜粋したものであり、その内容を新たに評価したり保証したりしたものではありません。)
・信頼できる十分なデータは見当たらない。

参考文献

(30) 「医薬品の範囲に関する基準」(別添2、別添3、一部改正について)
(101) JAOCS. 1991; 68(11): 869-72
(PMID:15998118) J Agric Food Chem. 2005; 53: 5583-6
(PMID:15375787) Metabolism. 2004; 53(10):1309-14
(22) メディカルハーブ安全性ハンドブック 第2版 東京堂出版 林真一郎ら 監訳
(PMID:17158441) Am J Clin Nutr. 2006; 84(6):1543-8
(PMID:17093150) Am J Clin Nutr. 2006; 84(5):1003-8
(PMID:19337769) Lipids. 2009; 44(5):391-6
(94) Natural Medicines
(PMID:27465721)

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