健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

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項 目

内 容

名称

ポリグルタミン酸 [英]Polyglutamic acid [学名]-

概要

ポリグルタミン酸は、グルタミン酸が30〜5,000個結合した重合体で、納豆の粘質物の主成分としてポリ‐γ‐グルタミン酸がある。俗に、「カルシウムの吸収を促進する」「肌によい」などと言われているが、ヒトでの安全性・有効性についてはデータが十分ではない。その他、詳細については、「すべての情報を表示」を参照。

法規・制度

・「既存添加物」納豆菌の培養液から得られた、ポリグルタミン酸を主成分とするものは、増粘安定剤である。
・ポリグルタミン酸を関与成分とし「カルシウムの吸収を助ける」保健用途の表示ができる特定保健用食品が許可されている。

成分の特性・品質

主な成分・性質

・ポリ‐γ‐グルタミン酸。グルタミン酸が30〜5,000個結合した重合体である。

分析法

・納豆中のγ-ポリグルタミン酸をセチルトリメチルアンモニウムブロミドを用いた方法で定量した報告がある (101) 。

有効性








循環器・
呼吸器


調べた文献の中に見当たらない。


消化系・肝臓

調べた文献の中に見当たらない。

糖尿病・
内分泌

調べた文献の中に見当たらない。

生殖・泌尿器

調べた文献の中に見当たらない。

脳・神経・
感覚器

調べた文献の中に見当たらない。

免疫・がん・
炎症

調べた文献の中に見当たらない。

骨・筋肉

RCT
・閉経後の女性24名 (平均56.4歳、試験群24名、イギリス) を対象とした単盲検クロスオーバー無作為化比較試験において、ポリグルタミン酸60 mg (平均分子量11,000、グルタミン酸80.6%w/wを含有) を、炭酸カルシウム (カルシウムとして200 mg) を含むオレンジジュース200 mLと同時に単回摂取させたところ、摂取後24〜48時間後のカルシウム吸収率が増加した (PMID:18187428)

発育・成長

調べた文献の中に見当たらない。

肥満

調べた文献の中に見当たらない。

その他

一般情報
・ポリグルタミン酸を関与成分とし「カルシウムの吸収を助ける」保健用途の表示ができる特定保健用食品が許可されている。





試験管内・
動物他での
評価

・ポリグルタミン酸を主成分 (38%) とした納豆粘質物を含有する飼料5 gをラットに単回摂取させた研究において、2.5時間後の小腸下半部における可溶性カルシウムの吸収が増大した (PMID:11330662)

安全性

危険情報

<一般>
・信頼できる十分な情報が見当たらない。
<妊婦・授乳婦>
・信頼できる十分な情報が見当たらない。
<小児>
・信頼できる十分な情報が見当たらない。
<被害事例>
・納豆によるアナフィラキシーの経験がある38歳男性 (日本) が、冷やし中華を摂取した3時間にほてり、全身性蕁麻疹、結膜発赤、呼吸困難を伴うアナフィラキシーが生じて医療機関を受診。プリックテストにおいて納豆および冷やし中華のスープ、スープに含まれるポリ-γ-グルタミン酸が強陽性、グルタミン酸が陽性であったため、ポリ-γ-グルタミン酸による遅発性アナフィラキシーと診断された (PMID:21430437)
・18歳男性 (日本) が、ポリグルタミン酸を含むスポーツ飲料摂取後に咽頭違和感、腹痛、膨疹、呼吸困難、ショック症状を呈して医療機関を受診。負荷試験において、スポーツ飲料摂取により口腔内の違和感が出現。精査により、ナットウによる遅発性アナフィラキシーがあることが判明したため、スポーツ飲料に含まれるポリグルタミン酸が原因の遅発性アナフィラキシーと診断された (2011059816) 。

禁忌対象者

調べた文献の中に見当たらない。

医薬品等との
相互作用

調べた文献の中に見当たらない。

動物他での
毒性試験

1.LD50
・ポリグルタミン酸を投与:ラット経口6 g/kg (91) 。

AHPAクラス分類
及び勧告

-

総合評価

安全性

・特定保健用食品では個別に製品ごとに安全性が評価されているが、その他、ヒトでの安全性については信頼できる十分な情報が見当たらない。

有効性

(注:下記の内容は、文献検索した有効性情報を抜粋したものであり、その内容を新たに評価したり保証したりしたものではありません。)
・特定保健用食品では個別に製品ごとに有効性が評価されているが、その他、ヒトでの有効性に関しては信頼できる十分な情報が見当たらない。

参考文献

(91) Registry of Toxic Effects of Chemical Substances (RTECS).
(101) 日本食品科学工学会誌, 1995, 42 (11), 878-886.
(PMID:11330662) Biosci Biotechnol Biochem. 2001 Mar;65(3):516-21.
(PMID:18187428) J Am Coll Nutr. 2007 Dec;26(6):645-9.
(PMID:21430437)Allergol Int. 2011 Sep;60(3):393-6.
(2011059816) Journal of Environmental Dermatology and Cutaneous Allergology.2010;4(5):426.

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