健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

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項 目

内 容

名称

ナトリウム [英]Sodium (Na) [学名]

概要

ナトリウムは細胞外液の主要な陽イオンで、体液の浸透圧維持に不可欠な必須ミネラルである。ナトリウムイオンとして、生体内では神経伝達や筋収縮などに関与している。ナトリウムの調節機構は複雑で、巧みに制御されているため、腎機能が正常な限り欠乏症を起こすことはないが、極度の多汗や嘔吐、下痢により不足することがある。一般に、「神経の刺激伝達に働く」などと言われている。ヒトでの有効性については、信頼できるデータが見当たらない。安全性については、慢性的な多量摂取と高血圧、胃がんなどの関連が多数報告されている。日本人はナトリウムを多く含む食塩、醤油、味噌といった調味料を昔から使用しているため、過剰摂取に注意するべきである。その他、詳細については「すべての情報を表示」を参照。

法規・制度

-

成分の特性・品質

主な成分・性質

・元素記号Na、原子番号11、原子量22.989770。周期表の1 (1A) に属するアルカリ金属の一種。動物では体液の浸透圧の維持に不可欠であるが、細胞内には少なくカリウムの1/10程度である。

分析法

・原子吸光光度法 (波長:589.0 nm) により分析されている (101) (102) 。
・最近では誘導結合プラズマ発光分析法 (ICP法) も使用されている (PMID:15161212) (PMID:15098084)

有効性








循環器・
呼吸器


調べた文献の中に見当たらない。


消化系・肝臓

調べた文献の中に見当たらない。

糖尿病・
内分泌

調べた文献の中に見当たらない。

生殖・泌尿器

調べた文献の中に見当たらない。

脳・神経・
感覚器

調べた文献の中に見当たらない。

免疫・がん・
炎症

調べた文献の中に見当たらない。

骨・筋肉

調べた文献の中に見当たらない。

発育・成長

調べた文献の中に見当たらない。

肥満

調べた文献の中に見当たらない。

その他

一般情報
・通常欠乏はまれだが、特殊な条件下ではナトリウム欠乏は危険である (28) 。
・極端な欠乏により、嘔吐、下痢により喪失したナトリウム量の回復遅延をおこす (3) 。





試験管内・
動物他での
評価

調べた文献の中に見当たらない。

安全性

危険情報

<一般>
・慢性的な多量摂取と高血圧 (28) (3) 、胃がん (3) 、などの関連が多数報告されている。
・健康成人36名 (平均65.8±8.8歳、オランダ) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ比較において、ナトリウム2.4 g/日、カリウム2.3 g/日、エネルギー2,500 kcalのコントロール食とともにナトリウムサプリメント3.0 g/日を4週間摂取させたところ、血流依存性血管拡張反応 (FMD) や、その他の内皮機能・炎症マーカーに影響は認められなかったが、収縮期・拡張期血圧、血中endothelin-1濃度の上昇が認められた (PMID:26343780)
<妊婦・授乳婦>
・サプリメントなど濃縮物として摂取する場合の安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらない。
<小児>
・サプリメントなど濃縮物として摂取する場合の安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらない。
<被害事例>
・19歳男性 (アメリカ) が、醤油を1クォート (約946 mL) 摂取し、約2時間後に発作、昏睡状態を呈し、急性高度高ナトリウム血症と診断された (PMID:23735849)
・統合失調症のためオランザピンを服用中の36歳女性 (日本) が、精神科から退院した当日、食塩約200 gを約5〜6時間で摂取したところ、気分不良となり頻回の嘔吐を生じ、救急外来を受診。血清ナトリウム値と血漿浸透圧の異常高値、クモ膜下出血、意識消失が認められ、治療を受けたが、脳浮腫、尿崩症を呈し、脳機能停止に至り、発症37日後に死亡した (2017053990) 。

禁忌対象者

調べた文献の中に見当たらない。

医薬品等との
相互作用

調べた文献の中に見当たらない。

動物他での
毒性試験

調べた文献の中に見当たらない。

AHPAクラス分類
及び勧告

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総合評価

安全性

・慢性的な多量摂取と高血圧、胃がんなどの関連が多数報告されている。

有効性

(注:下記の内容は、文献検索した有効性情報を抜粋したものであり、その内容を新たに評価したり保証したりしたものではありません。)
・信頼できるデータは見当たらない。

参考文献

(28) 最新栄養学 第9版 (建帛社) 木村修一ら 翻訳監修
(3) 日本人の食事摂取基準 (2015年版)
(101) 五訂 日本食品標準成分表 分析マニュアルの解説 財団法人日本食品分析センター編集 (中央法規) ISBN 4-8058-4348-9
(102) 食品衛生検査指針 理化学編 厚生省生活衛生局監修 (社団法人日本食品衛生協会)
(PMID:15161212) J Agric Food Chem. 52(11):3441-5, 2004.
(PMID:15098084) Anal Bioanal Chem. 379(3):512-8, 2004.
(PMID:23735849) J Emerg Med. 2013 Aug;45(2):228-31.
(PMID:26343780) Br J Nutr. 2015 Nov 14;114(9):1419-26.
(2017053990) 日救急医会誌 2016 27(8) 251-5

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