健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

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項 目

内 容

名称

ユッカ 、キミガヨラン、センジュラン [英]Yucca、Aloe yucca、Spanish bayonet、Dagger plant、Joshua tree、our Lord’s candle、Soapweed [学名]Yucca Filamentosa L. 、Yucca gloriosa、Y.aloifolia L.、Y.brevifolia Englem.、Y. glauca Nutt.、Y.whipplei Torr.

概要

ユッカ属はリュウゼツラン科の常緑木質植物。主に観賞用に栽培され、メキシコ・西インド諸島・北アメリカの南東部などに60種類ほどが知られている。日本ではキミガヨラン (君が代蘭) やイトラン、そのほか少数種が露地栽培されている。根や葉が「高血圧や脂質異常症の改善に役立つ」と言われているが、ヒトでの有効性については信頼できるデータは十分ではない。安全性については、食品に通常含まれる量を摂取する場合はおそらく安全であるが、それ以上の摂取量での安全性については信頼できる十分なデータがないため、特に妊娠中・授乳中は使用を避けた方がよい。その他、詳細については「すべての情報を表示」を参照。

法規・制度

・ユッカ (キミガヨラン) 根は「医薬品的効果効能を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質 (原材料) 」に区分される (30) 。
・「既存添加物」:ユッカフォーム抽出物は乳化剤、製造用剤である。
・米国ではGRAS (一般的に安全と見なされる物質) 認定 (94) 。

成分の特性・品質

主な成分・性質

・サポニンを含む。

分析法

・スチルベン (stilbenes) およびユッカオール (yuccaols) が質量分析器を装着した液体クロマトグラフィー (HPLC/MS/MS) により分析されている (101) 。

有効性








循環器・
呼吸器


一般情報
・ユッカは適切な食事や運動と組み合わせた上で、経口で摂取することで血圧を下げ、異常な中性脂肪や高コレステロール値を正常に近づけるという報告がある。この効果については、さらなる科学的根拠の蓄積が必要である (94) 。


消化系・肝臓

調べた文献の中に見当たらない。

糖尿病・
内分泌

調べた文献の中に見当たらない。

生殖・泌尿器

調べた文献の中に見当たらない。

脳・神経・
感覚器

調べた文献の中に見当たらない。

免疫・がん・
炎症

調べた文献の中に見当たらない。

骨・筋肉

一般情報
・予備的な知見によると、ユッカ抽出物は骨関節症の痛み、こわばり、むくみなどの症状を改善するという報告がある。この効果については、さらなる科学的根拠の蓄積が必要である (94) 。

発育・成長

調べた文献の中に見当たらない。

肥満

調べた文献の中に見当たらない。

その他

調べた文献の中に見当たらない。





試験管内・
動物他での
評価

・水抽出物はB16メラノーマに対する抗腫瘍作用をもつ (23) 。

安全性

危険情報

<一般>
・ユッカは食品に通常含まれる量を摂取する場合はおそらく安全である。ユッカ属のうち、Mojave yuccaとJoshua tree は米国ではGRASとして承認されている (94) 。
・ユッカは適切に短期間摂取する場合は安全性が示唆されている。ただし外用で、あるいは経口で長期間摂取での安全性については、十分なデータがない (94) 。
・有害事象としては、胃の不調、粘膜の炎症、苦味、悪心、嘔吐が報告されている (94) 。
<妊婦・授乳婦>
・妊娠中・授乳中、通常の食事に含まれる量以上でのユッカの摂取の安全性については十分な情報がないため、摂取を避ける (94) 。
<小児>
・サプリメントなど濃縮物として摂取する場合の安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらない。
<被害事例>
・花粉症歴およびイチジクが原因と思われる鼻結膜炎のある庭師の48歳女性 (デンマーク) が、仕事でユッカを扱い、職業性接触皮膚炎を呈した (PMID:25040715)

禁忌対象者

調べた文献の中に見当たらない。

医薬品等との
相互作用

・ユッカと他の食品、医薬品などとの相互作用については報告がない (94) 。

動物他での
毒性試験

調べた文献の中に見当たらない。

AHPAクラス分類
及び勧告

・根:クラス2d (22) 。

危険情報、禁忌対象者 参照

総合評価

安全性

・食品に通常含まれる量を摂取する場合はおそらく安全である。
・妊娠中・授乳中は、通常食事に含まれる量の摂取はおそらく安全であるが、それ以上の摂取量での安全性については十分なデータがないため、摂取を避ける。
・有害事象としては、胃の不調、悪心、嘔吐、粘膜の炎症などが報告されている。

有効性

(注:下記の内容は、文献検索した有効性情報を抜粋したものであり、その内容を新たに評価したり保証したりしたものではありません。)
・ヒトに対する有効性については信頼できる十分なデータは見当たらない。

参考文献

(22) メディカルハーブ安全性ハンドブック 第2版 東京堂出版 林真一郎ら 監訳
(23) 天然食品・薬品・香粧品の事典 朝倉書店 小林彰夫ら 監訳
(30) 「医薬品の範囲に関する基準」(別添2、別添3、一部改正について)
(94) Natural Medicines
(101) J Mass Spectrom. 2004 Oct;39(10):1131-8.
(PMID:25040715)Contact Dermatitis. 2014 Aug;71(2):119-21.

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