健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

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項 目

内 容

名称

アルブミン [英]Albumin [学名]-

概要

アルブミンは動・植物に含まれる可溶性タンパク質の総称で、代表的なものとして卵白中に含まれるオボアルブミン、乳中のラクトアルブミンなどがある。生体内では血清アルブミンがよく知られており、栄養状態の評価指標に使われている。健康食品の素材としては、コムギアルブミンが注目されていることから、ここではコムギアルブミンについての情報を記載している。コムギアルブミンは、俗に、「ダイエット効果がある」などと言われているが、ヒトでの有効性については信頼できるデータは見当たらない。安全性については、コムギに対してアレルギーのある人は注意したほうがよい。その他、詳細については「すべての情報を表示」を参照。

法規・制度

・「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質 (原材料)」に区分される (30) 。
・コムギアルブミンを関与成分とし、「血糖値が気になる方に適する」などの保健用途が表示できる特定保健用食品が許可されている。

成分の特性・品質

主な成分・性質

・アルブミンは動植物に含まれる一群の可溶性のタンパク質の総称である。希酸、水、希アルカリに溶解する。

分析法

・コムギアルブミンが紫外可視検出器 (検出波長210、214 nm) を装着したHPLC (101) 、キャピラリー電気泳動 (PMID:15212451) (101) により分析されている。血清アルブミンが市販測定キットにより吸光度計を用いて分析されている。血清、尿中アルブミンが紫外可視検出器 (検出波長280、210 nm) (PMID:8336277) (102) (103) 、誘導体化後蛍光検出器 (励起波長378nm、蛍光波長472 nm) (PMID:8951151) を装着したHPLCにより分析されている。血清アルブミンの成分が紫外可視検出器 (検出波長220 nm) を装着したHPLCまたはキャピラリー電気泳動後、質量分析器 (MS) により分析されている (104) 。

有効性








循環器・
呼吸器


調べた文献の中に見当たらない。


消化系・肝臓

調べた文献の中に見当たらない。

糖尿病・
内分泌

一般情報
・コムギアルブミンを関与成分とし、「血糖値が気になる方に適する」などの保健用途が表示できる特定保健用食品が許可されている。

生殖・泌尿器

調べた文献の中に見当たらない。

脳・神経・
感覚器

調べた文献の中に見当たらない。

免疫・がん・
炎症

調べた文献の中に見当たらない。

骨・筋肉

調べた文献の中に見当たらない。

発育・成長

調べた文献の中に見当たらない。

肥満

調べた文献の中に見当たらない。

その他

調べた文献の中に見当たらない。





試験管内・
動物他での
評価

調べた文献の中に見当たらない。

安全性

危険情報

<一般>
・コムギにアレルギーのある人はコムギアルブミンを含む食品の摂取には注意したほうがよい。

禁忌対象者

調べた文献の中に見当たらない。

医薬品等との
相互作用

調べた文献の中に見当たらない。

動物他での
毒性試験

・動物実験(ラット)において、オリーブオイルにより乳化したリシンD (電気泳動上同種のもの) 10 mg/kgを経口投与したところ、そのほとんどが24時間以内に大腸に運ばれ、一部は活性リシンとなり小腸から吸収され循環器系 (リンパ管と血管) を通って組織や器官に入っていた。肝臓中で見つかったリシンの大部分はもとのままの構造であったという報告がある (1993042042) 。
※リシン=トウゴマの種子に含まれる水溶性糖タンパク質で猛毒、アルブミンの一種。
・動物実験(ラット)において、SDSアクリルアミドゲル電気泳動上同種のリシンを30 mg/kg経口又は0.5 mg/kg腹腔内投与し、摘出した小腸でのグルコース吸収によるリシン毒性を検討したところ、抑制は5時間後に最大となり、吸収が50%低下する投与量は10 mg/kgであった (1985108431) 。
・動物実験(マウス)にトウゴマの種子から分離したポリアクリルアミドゲル電気泳動上同種のリシン0.01〜0.06 mg/gを経口投与したところ、全動物が36時間以内に死亡した (1985037763) 。
・動物実験(ラット)において、リシン30 mg/kgを投与5時間後のグルコース吸収量は61.8μg/100 mg (組織) /時間で正常ラットの30%となり、小腸粘膜の繊毛の喪失・吸収上皮の再生の遅延が観察された (1985037763) 。

AHPAクラス分類
及び勧告

-

総合評価

安全性

・コムギに対してアレルギーのある人はコムギアルブミンを含む食品の摂取には注意したほうがよい。
・特定保健用食品では、個別に製品ごとの安全性が評価されている。

有効性

(注:下記の内容は、文献検索した有効性情報を抜粋したものであり、その内容を新たに評価したり保証したりしたものではありません。)
・特定保健用食品では個別に製品ごとの有効性が評価されているが、その他ヒトにでの有効性については信頼できる十分な情報が見当たらない。

参考文献

(30) 「医薬品の範囲に関する基準」(別添2、別添3、一部改正について)
(101) Chromatographia. 2000; 51(Suppl): S130-4.
(102) Anal Sci. 1994; 10(3); 461-4.
(103) J Liquid Chromatogr. 1995; 18(20); 3955-68.
(104) Chromatograpia. 1999; 49(Suppl 1); S21-7.
(PMID:15212451) J Agric Food Chem. 2004; 52(13): 4080-9.
(PMID:8336277) 薬学雑誌. 1993; 113(5); 343-55.
(PMID:8951151) Biol Pharm Bull. 1996; 19(11); 1391-5.
(1993042042) Journal of Pharmacobio-Dynamics. 1992; 15(4): 147-156
(1985108431) Chemical & Pharmaceutical Bulletin.1984; 32(8): 3141-3147
(1985037763) Chemical & Pharmaceutical Bulletin. 1983; 31(9): 3222-3227

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