健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

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項 目

内 容

名称

バナバ 、オオバナサルスベリ [英]Banaba [学名]Lagerstroemia speciosa (L.) Pers.、Lagerstroemia flos-reginae

概要

バナバは、インドネシアやタイなどの熱帯、亜熱帯地域に分布するミソハギ科の常緑高木。フィリピンでは糖尿病を治療する民間薬として飲用されている。俗に、「血糖上昇を抑制する」「肥満を予防する」などと言われており、糖尿病に対して有効性が示唆されているが、効果は認められなかったとする報告もある。その他のヒトでの有効性については信頼できる情報が見当たらない。短期間、適切に摂取した場合、安全性が示唆されているが、妊娠中・授乳中は、安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらないため使用を避ける。その他、詳細については、「すべての情報を表示」を参照。

法規・制度

・全木が「医薬品的効果効能を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質 (原材料)」に区分される (30) 。

成分の特性・品質

主な成分・性質

・コロソリン酸 (corosolic acid) 、エラジタンニン類 (ラゲルストロエミン (lagerstroemin) 、フロシン (flosin) Bなど) などを含む (94) 。

分析法

・valoneaic acid dilactoneがフォトダイオードアレイ検出器を装着したHPLCにより分析されている (PMID:12875243)

有効性








循環器・
呼吸器


調べた文献の中に見当たらない。


消化系・肝臓

調べた文献の中に見当たらない。

糖尿病・
内分泌

一般情報
・糖尿病に対して有効性が示唆されている (94) 。
RCT
・耐糖能異常またはII型糖尿病患者62名 (試験群32名、平均58.9±8.9歳、韓国) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、朝鮮ニンジン、クワ葉抽出物、バナバ葉抽出物混合物 (1:1:1含有) を6 g/日、24週間摂取させたところ、血漿ICAM-1の低下が認められた。一方、空腹時血糖値、インスリン濃度、HOMA-IR、HbA1c、経口糖負荷試験の結果 (血糖値、インスリン濃度、インスリン感受性) 、VCAM-1、酸化LDL、リポ蛋白a、PAI-1、高感度CRPに影響は認められなかった (PMID:22474520)
・軽度の耐糖能異常がある成人45名 (韓国) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、バナバ葉抽出物300 mg/日 (15名、平均47.00±4.01歳) を12週間摂取させたところ、HbA1cの上昇抑制が認められた。一方、体重、BMI、腹囲、ウエスト/ヒップ比、収縮期血圧、拡張期血圧、血糖値、インスリン濃度、HOMA-IR、血中脂質 (トリグリセリド、総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール) に影響は認められなかった (PMID:24873894)

生殖・泌尿器

調べた文献の中に見当たらない。

脳・神経・
感覚器

調べた文献の中に見当たらない。

免疫・がん・
炎症

調べた文献の中に見当たらない。

骨・筋肉

調べた文献の中に見当たらない。

発育・成長

調べた文献の中に見当たらない。

肥満

調べた文献の中に見当たらない。

その他

調べた文献の中に見当たらない。





試験管内・
動物他での
評価

調べた文献の中に見当たらない。

安全性

危険情報

<一般>
・短期間、適切に摂取した場合、安全性が示唆されている。抽出物の長期摂取の安全性については、十分な情報が見当たらない (94) 。
<妊婦・授乳婦>
・信頼できる十分な情報が見当たらないため使用を避ける (94) 。
<小児>
・サプリメントなど濃縮物として摂取する場合の安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらない。
<その他>
・血糖値に影響をおよぼす可能性があるため、外科的手術の2週間前までに摂取を中止した方がよい (94) 。

禁忌対象者

調べた文献の中に見当たらない。

医薬品等との
相互作用

<試験管内・動物>
・in vitro試験 (ヒト胎児腎細胞) において、バナバ葉抽出物は、有機アニオン輸送ポリペプチド2B1の輸送活性を阻害した (PMID:16415120)
<理論的に考えられる相互作用>
・血糖低下作用のあるハーブやサプリメント、糖尿病治療薬との併用で、相加作用が起こる可能性がある (94) 。
・コロソリン酸を含むため、血圧に影響する可能性があり、降圧薬を服用している人は注意が必要である (94) 。

動物他での
毒性試験

1.LD (致死量)
・熱水抽出物を投与:マウス経口5,000 mg/kg以上 (1995177902) 。
2.LD50 (半数致死量)
・チンキ剤を投与:マウス経口810 mg/kg (101) 。
・煎じ液を投与:マウス経口375 g/kg (101) 。

AHPAクラス分類
及び勧告

・参考文献中に記載なし (22) 。

総合評価

安全性

・短期間、適切に摂取した場合、安全性が示唆されているが、抽出物の長期間の摂取については十分な情報が見当たらない。
・十分な情報が見当たらないため、妊娠中・授乳中は使用を避ける。

有効性

(注:下記の内容は、文献検索した有効性情報を抜粋したものであり、その内容を新たに評価したり保証したりしたものではありません。)
・糖尿病に対し有効性が示唆されているが、効果は認められなかったとする報告もある。

参考文献

(30) 「医薬品の範囲に関する基準」(別添2、別添3、一部改正について)
(PMID:12875243) Yakugaku Zasshi. 2003 Jul;123(7):599-605.
(1999266654) 薬理と治療.1999; 27(5):829-35
(1995177902) 薬理と治療. 1994; 22(11):4609-11
(22) メディカルハーブ安全性ハンドブック 第2版 東京堂出版 林真一郎ら 監訳
(94) Natural Medicines
(PMID:22474520) Evid Based Complement Alternat Med. 2012;2012:735191.
(PMID:16415120) Drug Metab Dispos. 2006 Apr;34(4):577-82.
(PMID:24873894) Food Funct. 2014 Jul 25;5(7):1621-30.
(101) The Philippine Journal of Science 1987 116(4) 361-75

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