健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

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項 目

内 容

名称

イラクサ、イラクサ属 (ウルチカソウ) [英]Nettle [学名]Urtica Thunbergiana Sieb.et.Zucc、Urtica spp.

概要

イラクサは日本の本州の関東以西から九州、四国、および朝鮮半島に分布する高さ40〜100 cmの多年草で、9月から10月頃に葉腋から出る1対の穂状花序に淡緑色で卵円形の花をつける。葉や茎には刺毛があり触れると痛く、皮膚が赤く腫れる。イタイタグサ、イライラクサなどとも呼ばれる。若芽が山菜として食されることもあるが、刺激性はかなり強い。「イラクサ」は、この他にイラクサ属の植物の総称としても用いられる。イラクサ属の植物は、アジアやヨーロッパで全草が民間薬 (蕁麻<ジンマ>) として利用されてきた。近年、健康食品の素材として利用されている「イラクサ」の多くは、セイヨウイラクサ (Urtica dioica、別項参照) である。俗に、「血糖値によい」「毒消しによい」などといわれるが、ヒトでの有効性、安全性については、調べた文献に十分な情報が見当たらない。そのため、授乳中の使用は避ける。また、イラクサ属の植物には子宮収縮作用の可能性が指摘されているため、妊娠中の使用はおそらく危険である。その他、詳細については、「すべての情報を表示」を参照。

法規・制度

・イラクサ属 (ウルチカソウ/ネットル) 茎、種子、根、葉は「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質 (原材料) 」に区分される (30) 。

成分の特性・品質

主な成分・性質

・刺毛には、シュウ酸、酒石酸、ギ酸、セロトニンを含み、主にシュウ酸、酒石酸が刺激誘発物質である (PMID:16675601)

分析法

・フラボノイド類が紫外可視検出器を装着したHPLCにより分析されている (101) 。

有効性








循環器・
呼吸器


調べた文献の中に見当たらない。


消化系・肝臓

調べた文献の中に見当たらない。

糖尿病・
内分泌

調べた文献の中に見当たらない。

生殖・泌尿器

調べた文献の中に見当たらない。

脳・神経・
感覚器

調べた文献の中に見当たらない。

免疫・がん・
炎症

調べた文献の中に見当たらない。

骨・筋肉

調べた文献の中に見当たらない。

発育・成長

調べた文献の中に見当たらない。

肥満

調べた文献の中に見当たらない。

その他

調べた文献の中に見当たらない。





試験管内・
動物他での
評価

調べた文献の中に見当たらない。

安全性

危険情報

<一般>
・セイヨウイラクサ以外のイラクサ属の安全性については、調べた文献の中に見当たらない。
<妊婦・授乳婦>
・セイヨウイラクサは流産および子宮刺激作用が指摘されていることから(94) 、他のイラクサ属においても、妊婦が摂取することはおそらく危険である。
<小児>
・サプリメントなど濃縮物として摂取する場合の安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらない。
<被害事例>
・21歳男性 (ニュージーランド) が、ハイキング中に腕や脚がUrtica feroxに触れたところ、急性多発性神経障害を呈し、回復まで2〜3週間を要した (PMID:17206658)

禁忌対象者

調べた文献の中に見当たらない。

医薬品等との
相互作用

調べた文献の中に見当たらない。

動物他での
毒性試験

1.LD50 (半数致死量)
・Urtica parviflora Roxb.根を除く部分の抽出物を投与:マウス腹腔内1 g/kg (91) 。
2.TDLo (最小中毒量)
・Urtica pilulifera L.葉のエタノール抽出物を投与:ラット経口7 g/kg/1週、21 g/kg/3週 (91) 。
・Urtica circularis (Hiichen) Soraru地上部80%エタノール抽出物を投与:マウス経口500 mg/kg (91) 。
・Urtica macrorrhiza Hand-Mazz.茎の水抽出物を投与:マウス経口100 mg/kg、ラット経口200 mg/kg (91) 。

AHPAクラス分類
及び勧告

・参考文献中に記載なし (22) 。

総合評価

安全性

・調べた文献に十分な情報が見当たらない。したがって、授乳中の使用は避ける。
・イラクサ属の植物には子宮収縮作用の可能性が指摘されているため、妊娠中の使用はおそらく危険である。

有効性

(注:下記の内容は、文献検索した有効性情報を抜粋したものであり、その内容を新たに評価したり保証したりしたものではありません。)
・調べた文献の中に見当たらない。

参考文献

(30) 「医薬品の範囲に関する基準」(別添2、別添3、一部改正について)
(101) Food Chem. 1999; 66: 289-92.
(91) Registry of Toxic Effects of Chemical Substances (RTECS)
(PMID:16675601) Ann Bot. 2006 Jul;98(1):57-65.
(PMID:17206658) Muscle Nerve. 2007 Jun;35(6):804-7.
(22) メディカルハーブ安全性ハンドブック 第2版 東京堂出版 林真一郎ら 監訳
(94) Natural Medicines

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