カナダ保健省が未承認製品に注意喚起 (191003)

画面を閉じる

 

 

発信者

海外/注意

本文

■タイトル
カナダ保健省が未承認製品に注意喚起 (191003)

■注意喚起および勧告内容
2019年10月2日、カナダ保健省 (Health Canada) が店舗から押収した未承認の30製品 (下記の一覧参照:写真はカナダ保健省ウェブページより加工転載) に対する注意喚起情報を公表。カナダ保健省は当該製品を使用しないように、また、使用して体調に不安を感じている場合は医療機関を受診するように勧告。

製品名写真関連成分
LigandrolLGD-4033 (選択的アンドロゲン受容体調節薬)
TestoloneRAD-140 (選択的アンドロゲン受容体調節薬)
YK-11YK-11 (選択的アンドロゲン受容体調節薬)
YK11 (Revolt Pharma)
MYO-CARDcardarine
MYO-HGHMK-677 (cardarine)
MYO-STAostarine
MYO-TKOostarine 、DMAA
Obliterateostarine、andarine、cardarine
InhibidexAndrosta-3,5-diene-7,17-dione
Redline Xtremeヨヒンビン
Yohimbine HCl (Clean Lab)
Yohimbine HCl (MAN)
Yohimbine HCl (Nutrakey)
Yohimbine HCl (Primaforce)
Yohimbine + Rauwolscine(Allmax)ヨヒンビン、ラウオルシン
LIPO 6 Blackヨヒンビン、ラウオルシン、シネフリン、カフェイン
LIPO 6 Black Hers
Stormヨヒンビン、シネフリン、カフェイン
Thyrolan Metabolic Optimizer
C4 Extreme Energyrauwolfia (インドジャボク)
Sidewalk Kraka
Stimul 8
Xtreme Shock Elite
5150rauwolfia (インドジャボク)、シネフリン、カフェイン
ANAVAR 10オキサンドロロン
C4 OriginalL-ドパ
Nolvadex 20タモキシフェン
DHEA 100DHEA
StackUpDMAA、シネフリン、カフェイン

製品名クリックで当サイト内関連情報表示

■解説
性機能改善、痩身、ワークアウトサプリメントを標榜して店舗で販売されていた当該製品は、医薬品成分が表示されていたため、カナダ保健省により押収された。現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害については不明。なお、当該製品は、過去にも医薬品成分の混入や表示のため注意喚起が出されている。
カナダでは、販売が許可された健康製品(Health Products)には8桁の医薬品認証番号(Drug Identification Number (DIN))やNatural Product Number (NPN)、Homeopathic Medicine Number (DIN-HM)が表示されているので、カナダ保健省はその表示を確認するように勧告。

■関連成分
DMAA (ジメチルアミルアミン)

【名称等】ジメチルアミルアミン、1,3-dimethylamylamine、methylhexaneamineなどと呼ばれる。もともと1944年に製薬会社のEli LillyがForthaneの名称で特許を所得した鼻づまり治療のための鼻孔充血抑制薬。ゼラニウム油に由来した天然成分と標榜しているケースがあるが、成分分析ではそのような事実は確認されていない。
【利用状況】ダイエット、運動のパフォーマンス向上、筋肉増強を目的としたサプリメントとして利用されている。体重減少に対する有用性の根拠は乏しい。2010年世界アンチドーピング機関によって、DMAAはメチルヘキサネアミンという名前で禁止物質リストに加えられている。
【有害事象など】心臓血管系の有害事象を起こすことが懸念されている。ニュージーランド政府は、安全性が懸念されるためDMAAを含んでいるサプリメントの18歳未満への販売を規制し、2012年4月9日には安全性が懸念されるため禁止した。2011年に、米国国防省も、安全性の懸念から、一時的に軍の販売店でDMAAを含むサプリメントの販売を禁止した。
(Natural Medicinesより引用)

ヨヒンビン (yohimbine)
ヨヒンベ (yohimbe,アカネ科のPausinystaliayohimbe、西アフリカ原産の高さ30 mになる常緑性の木) の樹皮に含まれる主要なアルカロイド。ヨヒンビンは劇薬であり、妊婦・授乳婦または小児は使用するべきではなく、専門家の指示のもと以外では使用してはいけない成分。日本ではヨヒンベ樹皮が「専ら医薬品として使用される成分本質 (原材料) 」の扱いとなっている。
【適応】老衰性陰萎、衰弱性射精、神経衰弱性陰萎 等
【副作用】発疹、発赤、めまい、発汗、虚脱感 等

シネフリン
陳皮 (チンピ)、枳実 (キジツ) 、呉茱萸 (ゴシュユ) など、ミカン科植物を基原とする生薬に含まれるアルカロイドで、血管収縮作用、血圧上昇作用、気管支筋弛緩作用が認められている。エフェドリンと化学構造が類似しているため、エフェドリン同様、カフェインならびにその他の興奮剤と同時に摂取すると、めまい、ふるえ、頭痛、不整脈、心臓発作、精神病、脳卒中など、有害事象が誘発される可能性がある。

DHEA (デヒドロエピアンドロステロン)
ステロイドホルモンであるテストステロンおよびエストラジオールの前駆体。主に副腎皮質や肝臓、精巣で合成され、大部分は硫酸抱合体として血中に分泌されている。また、弱いアンドロゲン (男性ホルモン) 作用をもつ。
DHEAは海外ではサプリメントとして市販されているが、日本国内では「専ら医薬品として使用される成分本質 (原材料) 」として使用される成分本質 (原材料) に該当するため、食品に添加して販売することは出来ない。また、DHEAを摂取した場合ドーピング検査で陽性となるため、運動選手は注意が必要である。

/■関連情報
カナダ保健省ウェブページ (2019年10月2日、英語) →「Unauthorized products may pose serious health risks」
外国製健康食品の入手や個人輸入等についての注意事項等→「健康食品や医薬品、化粧品、医療機器等を海外から購入しようとされる方へ (厚生労働省作成2012年版) 」
健康食品に関する注意喚起情報→当サイト「最新ニュース」

© National Institutes of Biomedical Innovation, Health and Nutrition. All Rights Reserved.