厚生労働省と福岡県が医薬品成分 (シブトラミン) を含むいわゆる健康食品に注意喚起 (190308)

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厚生労働省と福岡県が医薬品成分 (シブトラミン) を含むいわゆる健康食品に注意喚起 (190308)

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■注意喚起および勧告内容
2019年3月8日、厚生労働省と福岡県が医薬品成分 (シブトラミン) を含むいわゆる健康食品「Lishou Slimming Coffee (リショー スリミング コーヒー)」 (右記写真:福岡県報道発表資料より加工転載) に注意喚起。厚生労働省と福岡県は当該製品を使用しないように、また、使用して身体に異常がある場合は医療機関または最寄りの保健所等に相談するように勧告。

■解説
これは、福岡県による買上調査によって判明した事例。平成30年11月にインターネット販売業者15社から購入した15品目 (痩身系7品目、強壮系6品目、精神系2品目) について検査を行ったところ、痩身を標榜する1品目から医薬品成分であるシブトラミンが検出された。福岡県は、効能効果をうたった健康食品は購入しないよう呼びかけている。現在のところ、当該製品摂取との因果関係が疑われる健康被害は報告されていない。なお、当該製品と同名または類似した名称の製品において、以前にも医薬品成分の混入が報告されている (詳細はこちら→12) 。

■関連成分
シブトラミン (sibutramine)

シブトラミンは、1997年に肥満抑制薬としてアメリカFDAの許可を受けたが、日本では未承認。副作用として血圧上昇および心拍数増加などが報告され、心臓病の方は服用を避けたほうがよいとされている。アメリカ国内ではFDAの許可後、2003年8月までに54例の死亡事例 (うち30例は心血管が原因) が報告された。2005年8月、FDAはシブトラミンの使用停止に関する消費者団体の請願書に対し、シブトラミンの使用に細心の注意を呼びかけ、その安全性を監視することにより、引き続き医薬品として承認していくことを公表した。しかし、心血管疾患歴のある患者では心血管疾患再発リスクが高くなるという欧州で実施されたSCOUT試験 (Sibutramine Cardiovascular OUTcome Trial) の結果をうけ、2010年10月、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでメーカーによる任意回収が決定。開発したメーカーはすでに販売・流通を中止している。2010年11月、インド医薬品規制当局 (Drugs Controller General of India、DCGI) も販売を禁止した。

■関連情報
厚生労働省ウェブページ (2019年3月8日) →「医薬品成分を含有する製品の発見について」
外国製健康食品の入手や個人輸入等についての注意事項等→「健康食品や医薬品、化粧品、医療機器等を海外から購入しようとされる方へ (厚生労働省作成2012年版) 」
健康食品に関する注意喚起情報→当サイト「最新ニュース」
当サイトに掲載済みの当該製品関連情報
「米国FDAが医薬品成分 (シブトラミンなど) を含む製品に注意喚起 (151026)」
「オーストラリアTGAが医薬品成分 (シブトラミン) を含む製品に注意喚起 (180515)」



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