厚生労働省と静岡県が「ヤンヒーホスピタルダイエット」と称する製品による健康被害事例を公表 (181012)

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■タイトル
厚生労働省と静岡県が「ヤンヒーホスピタルダイエット」と称する製品による健康被害事例を公表 (181012)

■注意喚起および勧告内容
2018年10月12日、厚生労働省と静岡県が「ヤンヒーホスピタルダイエット」と称する製品 (下記の一覧参照:写真は静岡県危機管理情報より加工転載) による健康被害の事例を公表。当該製品を服用している場合は直ちに服用を中止するように、健康被害が疑われる場合は速やかに医療機関を受診するとともに、保健所に連絡するように勧告。

写真検出された医薬品成分
ビサコジル
ヒドロクロロチアジド
甲状腺ホルモン
甲状腺ホルモン
クロルフェニラミン
フロセミド
分析した17成分の検出なし


■解説
40代女性が、タイから個人輸入した当該製品を服用したところ、甲状腺機能亢進や低カリウム血症の症状 (動悸、ふらつき、四肢の麻痺等) を生じて入院した。任意提供された当該製品について、過去の類似事例をもとに選定した17成分を分析したところ、6点から医薬品成分が検出された。4点からは分析対象成分は検出されていないが、他の医薬品成分が含有されている可能性がある。
「ヤンヒーホスピタルダイエット」「MDクリニックダイエット」等と称される製品について、過去にも医薬品成分の混入や死亡事故を含む健康被害の事例が報告されている。重篤な健康被害を起こすおそれがあることから、個人輸入にあたって「数量に関わらず厚生労働省の確認を必要とするもの」に指定されており、厚生労働省は啓発資料を作成し注意喚起を行っている。

■関連成分
ビサコジル (bisacodyl)

大腸のぜん動運動促進作用がある医薬品成分で、日本でも便秘症に用いる坐薬の医薬品として承認されている。副作用としては過敏症状、腹部不快感などが報告されている。

ヒドロクロロチアジド (hydrochlorothiazide)
利尿作用のある医薬品成分で、日本でも医薬品として承認されている。副作用としては食欲不振、悪心・嘔吐、腹部不快感、脱力感、低カリウム血症などが報告されている。

甲状腺ホルモン (Thyroid hormones)
国内では医薬品として承認。これは甲状腺機能低下症やクレチン病、甲状腺腫などに使用されるが、副作用としては狭心症やショック、うっ血性心不全などが知られている。心筋梗塞直後の患者に対しては使用禁忌。

クロルフェニラミン (chlorpheniramine) 、フェニラミン (pheniramine)
抗ヒスタミン薬として、アレルギー性疾患 (蕁麻疹、アレルギー性鼻炎、結膜炎など) に使用されている。眠気を伴うことが多く、注意力の低下などの副作用が見られる。緑内障や下部尿路の閉塞性疾患(前立腺肥大など)の方は症状が悪化するため禁忌。また、小児では興奮症状(過剰運動、不眠、痙攣発作など)が見られることもある。

フロセミド (furosemide、frusemide)
利尿薬として国内でも承認されている医薬品。高血圧や浮腫等に使用。副作用としてはショック、食欲不振、悪心・嘔吐、めまい、低カリウム血症等が報告されている。

■関連情報
厚生労働省ウェブページ (2018年10月12日)
「「ヤンヒーホスピタルダイエット」と称される製品による健康被害が発生しました」
外国製健康食品の入手や個人輸入等についての注意事項等→「健康食品や医薬品、化粧品、医療機器等を海外から購入しようとされる方へ (厚生労働省作成2012年版) 」
厚生労働省ウェブページ内の当該製品関連情報
「「ホスピタルダイエット」などと称されるタイ製の向精神薬等を含有する無承認無許可医薬品による健康被害事例について」
「医薬品の個人輸入にご注意!!」
健康食品に関する注意喚起情報→当サイト「最新ニュース」
当サイトに掲載済みの当該製品関連情報→こちら



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