米国FDAがkratom (クラトン) 製品との関連が疑われるサルモネラ感染症の事例を公表 (180222)

画面を閉じる

 

 

発信者

構築グループ

本文

■タイトル
米国FDAがkratom (クラトン) 製品との関連が疑われるサルモネラ感染症の事例を公表 (180222)

■注意喚起および勧告内容
2018年2月20日、米国FDA (U.S. Food and Drug Administration) および米国疾病予防管理センター (Centers for Disease Control and Prevention;CDC) がkratom製品との関連が疑われるサルモネラ感染症の事例を公表。kratomを含むいかなる製品も使用しないよう勧告。

■解説
2017年10月13日から2018年2月16日までに米国内20州にまたがるサルモネラ感染症が28例報告されている。このうち11名が入院し、現時点で死亡事例は報告されていない。詳細を聴取できた患者11名中8名 (73%) が発症前にkratom (クラトン、別名:アヘンボク、学名:Mitragyna speciosa) を含む錠剤、粉末または茶製品を使用していた。患者から採取された菌株 (Salmonella I 4,[5],12:b:-) のゲノム配列が遺伝学的に類似していることから同一の汚染源の存在が推察されているが、特定のブランドや事業者との関連は不明。米国FDAとCDCは、kratomを含むいかなる製品も使用しないように注意喚起。また、kratomには多数の別称があり、中にはkratomを含む旨が表示されていない製品もあることから、サルモネラ感染症が疑われる体調不良を生じた場合にはすぐに医療機関を受診し、発症前に使用したすべての製品を医師に伝えるように勧告している。
kratom製品は痛みやうつ、薬物依存の禁断症状の改善などを標榜して販売されていることがあるが、米国FDAは治療目的での使用を認めておらず、使用による痙攣発作、肝障害など様々な健康障害を生じる可能性や中毒性を指摘して注意喚起を公表している。日本ではkratom (省令名:ミトラガイナ スペシオーサ) およびこれに含まれる2物質 (7-Hydroxymitragynine 、Mitragynine) が指定薬物とされている (詳しくはこちら) 。

■関連成分
サルモネラ菌 (Salmonella)

グラム陰性の通性嫌気性桿菌で、腸内細菌科に含まれる細菌の一属 (1) 。幼児、または虚弱体質や高齢者においては重度または致命的な感染症を引き起こす可能性がある。また、健康な人においても、発熱、下痢、 吐き気、嘔吐、腹痛などの症状を引き起こし、まれに感染性動脈瘤、心内膜炎、関節炎のような重篤な症状を引き起こす可能性があるため、注意が必要。

■関連情報
米国FDAウェブページ (2018年2月20日、英語) →「FDA Investigates Multistate Outbreak of Salmonella Infections Linked to Products Reported to Contain Kratom」
米国CDCウェブページ (2018年2月20日、英語) →「Multistate Outbreak of Salmonella I 4,[5],12:b:- Infections Linked to Kratom」
外国製健康食品の入手や個人輸入等についての注意事項等→「健康食品や医薬品、化粧品、医療機器等を海外から購入しようとされる方へ (厚生労働省作成2012年版) 」
健康食品に関する注意喚起情報→当サイト「最新ニュース」
当サイト内でのkratom関連情報→こちら

© National Institutes of Biomedical Innovation, Health and Nutrition. All Rights Reserved.