米国FDAがクラトンの使用に関する声明を公表 (171115)

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■タイトル
米国FDAがクラトンの使用に関する声明を公表 (171115)

■注意喚起および勧告内容
2017年11月14日、米国FDA (U.S. Food and Drug Administration) がkratom (クラトン) 使用に関する声明を公表。クラトンを含む製品の使用による依存や健康被害のリスクについて助言。

■解説
クラトン (kratom、別名:アヘンボク、学名:Mitragyna speciosa) を含む製品が、治療目的や麻薬の代用品として使用されている実態を受け、米国FDA長官がそのリスクに関する声明を公表した。
クラトンはタイ、マレーシア、インドネシア、パプアニューギニアに自生する植物で、痛みやうつの改善など様々な効果を謳って販売されている。また、麻薬の代用や、禁断症状の治療目的で用いられている場合がある。しかし、現時点においてクラトンの有効性に関する十分な根拠はなく、安全性に関しては痙攣発作、肝障害などの重篤な病態を含む様々な健康影響を生じるリスクがある。米国の中毒事故管理センターに寄せられるクラトン使用に関する事例は2010年から2015年までに10倍となっており、年数百件にのぼっている。また、FDAはこれまでにクラトン含有製品と関連する死亡事例の報告を36件受け取っている。
米国FDAは現時点においてクラトンの治療目的での利用を承認しておらず、複数の州で禁止物質とされている。世界では自生地域であるタイ、マレーシアを含む16か国で規制物質とされており、日本では2016年3月に、Kratom (省令名:ミトラガイナ スペシオーサ、ミトラガイナ属に属する他の種との交雑種を含み、直ちに人の身体に使用可能な形状のものに限る)およびこれに含まれる2物質 (7-Hydroxymitragynine 、Mitragynine) が指定薬物とされた (詳しくはこちら) 。

■関連情報
米国FDAウェブページ (2017年11月14日、英語) →「Statement from FDA Commissioner Scott Gottlieb, M.D. on FDA advisory about deadly risks associated with kratom」
外国製健康食品の入手や個人輸入等についての注意事項等→「健康食品や医薬品、化粧品、医療機器等を海外から購入しようとされる方へ (厚生労働省作成2012年版) 」
健康食品に関する注意喚起情報→当サイト「最新ニュース」
当サイト内でのクラトン関連情報→こちら

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