健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

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項 目

内 容

名称

カンゾウ、甘草、リコリス [英]Licorice、Liquorice [学名]Glycyrrhiza glabra、Glycyrrhiza uralensis Fisch. Et DC.

概要

カンゾウはマメ科の多年生草本。薬用部位は根およびストロン (走茎) で、生薬名は「カンゾウ (甘草) 」。含有しているグリチルリチンは砂糖の50〜200倍の甘味があり、カンゾウエキスは既存添加物 (甘味料) としての使用が認められている。俗に、「慢性胃炎によい」「胃潰瘍や十二指腸潰瘍によい」「肝炎によい」などと言われており、消化不良の症状改善に対するカンゾウ製剤の有効性が示唆されているものの、健康食品素材としてのヒトでの有効性や安全性については調べた文献中に十分なデータが見当たらない。甘味料など食品添加物として通常の食品から摂取する量はおそらく安全であるが、多量に長期間摂取すると、血圧の上昇や重篤な低カリウム血症などを起こす可能性がある。また、妊婦の摂取は早産のリスクが増加するため、使用を避ける。授乳中の安全性については、十分に情報が得られていないため、使用を避ける。小児の使用も推奨できない。高血圧、肝機能障害、浮腫、重度の腎不全、低カリウム血症、浮腫を伴う心疾患、うっ血性心不全を持つひとは使用禁止。 カンゾウ中のフラボノイドの1種であるグラブリジンに着目し、「グラブリジン含有甘草抽出物」または「甘草由来グラブリジン」と呼ばれている原材料がある。これはカンゾウの疎水性抽出物をグラブリジン含有量で規定し、それらを中鎖脂肪酸の食用油に溶解したものである。水溶性の甘味成分であるグリチルリチンはほとんど含まず、カンゾウに含まれる疎水性物質とそれらを溶解した中鎖脂肪酸を含むため、従来のカンゾウと認識されている原材料とは異なる。この「グラブリジン含有甘草抽出物」は、「ダイエットによい」「筋肉増加によい」などと言われているが、ヒトでの有効性や安全性について十分なデータは見当たらない。その他、詳細については「すべての情報を表示」を参照。

法規・制度

・根・ストロン (走茎) が「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質 (原材料) 」に該当 (30) 。
・カンゾウ抽出物は既存添加物 (甘味料、酸化防止剤、苦味料等) としての使用が認められている (102)。
・米国では「一般的に安全と認識される物質 (GRAS) 」に分類されている (94) 。

成分の特性・品質

主な成分・性質

・トリテルペン系サポニン (グリチルリチン酸など) 、フラボノイド (イソフラボン、リキルチン、イソリキルチン、フォルモネチンなど) 、ステロール、クマリン、アスパラギンなどを含む。
・カンゾウ根の水抽出物は10〜20%のグリチルリチン酸を含む (PMID:8386690)
・市販されているカンゾウ抽出物 (8製品) およびカンゾウ末 (1製品) 中のグリチルリチン酸を分析したところ、カンゾウ抽出物には10.9〜77.4%、カンゾウ末には5.6%含まれていた (PMID:17892005)
・カンゾウ根のエタノール抽出物は0.8〜0.9 mg/gのグラブリジンを含む (PMID:19325770)
・「グラブリジン含有甘草抽出物」または「甘草由来グラブリジン」と呼ばれるものは、カンゾウの疎水性抽出物(複数のポリフェノールを含むが、特徴としてグラブリジンを含み、グリチルリチンはほとんど含まれていない)を中鎖脂肪酸(C8:C10=99:1)の食用油に溶解した原材料である(PMID 17934243)。

分析法

・カンゾウ中のグリチルリチン酸をHPLC-UV法 (波長254 nm) にて分析した報告がある (PMID:17892005)
・カンゾウ製品中のグラブリジンを逆相HPLC法 (波長230 nm) にて分析した報告がある (PMID:22661460)

有効性








循環器・
呼吸器


・調べた文献に見当たらない。


消化系・肝臓

一般情報
・消化不良の改善に対して、カンゾウを含む製剤では有効性が示唆されている(PMID:14755152) (94) 。
・グリチルリチン酸を除去したカンゾウは消化性潰瘍の治癒を促進するとの予備的な報告があるが、この現象についてはさらなる検証が必要である (94) 。
メタ分析
・2003年12月までに、8つのデータベースで検索できた二重盲検無作為化プラセボ比較試験6報を検討したメタ分析において、機能性消化不良患者に対する10%カンゾウ含有製剤の投与は、胃酸の逆流や上腹部痛、筋痙攣、吐き気、嘔吐などの症状を減少させたとの報告がある (PMID:15606389)

糖尿病・
内分泌

・調べた文献に見当たらない。

生殖・泌尿器

・調べた文献に見当たらない。

脳・神経・
感覚器

・調べた文献に見当たらない。

免疫・がん・
炎症

・調べた文献に見当たらない。

骨・筋肉

RCT
・膝骨関節症の患者50名 (試験群26名、平均74.6±9.8歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、グラブリジン含有甘草抽出物 (グラブリジン3%含有) 300 mg/日を16週間摂取させ、リハビリテーションを継続したところ、わずかに体脂肪率の増加抑制、筋肉量の減少抑制が認められたが、膝の痛みの自覚や評価スコアに影響は認められなかった (PMID:27643690)

発育・成長

・調べた文献に見当たらない。

肥満

RCT
・肥満傾向 (BMI:24〜30) の成人103名 (試験群51名、平均44.9±1.1歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、グラブリジン含有甘草抽出物 (グラブリジン1%含有) 300 mg/日を12週間摂取させたところ、体重およびBMIの増加をわずかに抑制した (2007159867) 。
・過体重または軽度肥満の成人22名 (試験群11名、平均28.4±2.8歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較において、グラブリジン含有甘草抽出物 (グラブリジン3%含有) 300 mg/日を8週間摂取させたところ、体重、BMI、ウエスト囲、ヒップ囲、体脂肪、血圧、糖代謝、血中脂質に影響は認められなかった (PMID:21310080)
・男性運動選手23名 (試験群12名、平均24.2±1.0歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較において、グラブリジン含有甘草抽出物 (グラブリジン3%含有) 300 mg/日を8週間摂取させるとともに1日おきに試験食を摂取させたところ、体脂肪量の増加をわずかに抑制したが、体重、BMI、ウエスト囲、ヒップ囲、血圧、糖代謝、血中脂質に影響は認められなかった (PMID:21310080)
・肥満の成人120名 (試験群59名、平均43.02±11.17歳、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、グラブリジン含有甘草抽出物 (グラブリジン3%含有) 300 mg/日を12週間摂取させたところ、内臓脂肪、ウエスト囲、ウエストヒップ比がわずかに低下したが、皮下脂肪、体重に影響は認められなかった (103) 。
・過体重の成人84名 (試験群62名、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、グラブリジン含有甘草抽出物 (グラブリジン3%含有) 300 mg/日 (20名、平均49.4±1.2歳) 、600 mg/日 (21名、平均50.0±1.3歳) または900 mg/日 (21名、平均48.9±1.4歳) を8週間摂取させたところ、900 mg/日摂取群においてのみ、体重、BMIのわずかな低下が認められた (PMID:24345587)

その他

・調べた文献に見当たらない。





試験管内・
動物他での
評価

・肥満ラットにグリチルリチン酸を100 mg/kg、28日間摂取させたところ、血中グルコース濃度とトリアシルグリセロール値、インスリン抵抗性が低下し、HDLコレステロール値が上昇した (PMID:20670429)
・ヒト胃粘膜を用いた実験では、カンゾウ根の水抽出物と多糖類は、ヘリコバクター・ピロリの付着を抑制した (PMID:19607905)

安全性

危険情報

<一般>
・通常の食品に含まれる量を摂取することはおそらく安全である。カンゾウはアメリカでは「一般的に安全と認識される物質 (GRAS)」に分類されている (94) 。しかし、多量に長期間摂取すると、高血圧や低カリウム血症、アルカローシス、虚弱、無気力などのリスクの増加や、まれに脳症を起こす可能性があるため、危険性が示唆されている (94) 。
・まれに、吐き気、嘔吐、頭痛、外用による湿疹などの接触性皮膚炎を生じる可能性がある (94) 。
・健康な成人30名 (男性11名、女性19名、20〜33歳、アイスランド) を対象とした前後比較試験において、カンゾウ50〜100 g/日を4週間摂取させたところ、収縮期血圧および拡張期血圧 (女性のみ) が上昇し、摂取中止により摂取前の値に戻った (PMID:7623371)
・健常者64名 (男性24名、女性40名、20〜43歳、スウェーデン) を対象とした前後比較試験において、カンゾウを50〜200 g/日 (グリチルレチン酸75〜540 mg含有) 、2〜4週間摂取させたところ、血圧が用量依存的に上昇した (PMID:11494093)
・健康な成人117名 (男性66名、女性51名、20〜52歳、日本) を対象とした単盲検プラセボ比較試験において、グラブリジン含有甘草抽出物 (グラブリジン1%含有) 300 mg/日、600 mg/日、1,200 mg/日を単回または1週間摂取させたところ、有害な影響は観察されなかった (PMID:17634165)
<妊婦・授乳婦>
・堕胎作用やエストロゲン様作用、ステロイド様作用があり、子宮を刺激する可能性があるため、妊婦がカンゾウを摂取することは危険である。妊婦が250 g/週のカンゾウ (グリチルリチン酸500 mg/週に相当) を摂取すると、早産のリスクが増加する可能性があるため、妊婦はカンゾウの使用を避ける (94) 。
・カンゾウに含まれるグリチルリチンの妊娠中の摂取は、子どもの視床下部-下垂体-副腎皮質軸機能に影響を与える可能性が示唆されている (フィンランド) 。妊娠中のカンゾウ含有製品摂取状況を調査し、その子どもを測定したところ (321人、平均8.1±0.3歳時) 、グリチルリチン摂取量が多かった母親 (≧500 mg/週) の子どもは唾液コルチゾール量が多かった (PMID:20510523)
・授乳婦の安全性については情報が十分に得られていないため、使用を避ける (94) 。
<小児>
・サプリメントなど濃縮物として摂取する場合の安全性に関して、信頼できる十分な情報が見当たらない。
<被害事例>
・カンゾウ摂取との因果関係が疑われる重篤な低カリウム血症が多数報告されている。
・過食症を伴う神経性食欲不振症の既往歴のある29歳女性 (オーストラリア) がカンゾウ300〜600 g/日とフロセミド40 mg/日 (摂取期間不明) を併用したところ、激しい虚弱と筋肉痛を起こし、過剰に摂取したカンゾウによる重篤な低カリウム血症と診断された (PMID:8147465)
・59歳男性 (オランダ) がカンゾウを200 g/日、4週間摂取したところ、四肢麻痺を伴う筋力の低下や血圧の上昇、発熱などの症状を呈し、カンゾウによる低カリウム血症性四肢麻痺と横紋筋融解症と診断された (PMID:15869043)
・認識機能障害と高血圧症に罹患している85歳女性 (オランダ) が、カンゾウを約500 g/日 (摂取期間不明) 摂取したところ、低カリウム血症による血圧の上昇が認められた (PMID:15869044)
・76歳アジア人男性がカンゾウ根を100 g/日 (グリチルリチン酸摂取量2.3 g/日) 、3年間摂取したところ、筋肉の虚弱や高血圧を呈し、低カリウム性四肢麻痺と診断された (PMID:12640291)
・44歳女性 (スウェーデン) がカンゾウキャンディーを40〜70 g/日、約4ヶ月間摂取したところ、動悸や脱力、高血圧などの症状を呈し、カンゾウ摂取による低カリウム血症に起因する重篤な心室頻拍症と診断された (PMID:10205594)
・70歳男性 (アメリカ) が塩化カリウム、スピロノラクトン、ベラパミルとカンゾウキャンディー 60〜100 g/日 (約24〜40粒に相当) を4〜5年併用したところ、高血圧症や低カリウム血症を呈し、カンゾウキャンディーの摂取を中止したところ、症状が改善した (PMID:1922210)
・健康な36歳男性 (イスラエル) がカンゾウキャンディー25 g/日を1年程度、カンゾウ茶 (グリチルリチン酸約100 mg含有) を2週間程度摂取したところ、進行性の足の虚弱を訴え、カンゾウ摂取による重篤な低カリウム血症性四肢麻痺と診断された。摂取中止により改善した (PMID:12934789)
・56歳女性 (イギリス) がカンゾウキャンディー 15 g/日を毎日摂取したところ (摂取期間不明) 、吐き気やおう吐、下痢、全身性虚弱、血圧の上昇などを起こし、重篤な低カリウム血症と診断された (PMID:12612333)
・21〜35歳女性 (2名、オランダ) がカンゾウ含有ガム (グリチルリチン酸摂取量:約50〜120 mg/日) (摂取期間不明) を摂取したところ、低カリウム血症による血圧の上昇が認められた (PMID:9116553)
・高血圧症に罹患している93歳女性 (日本) が、アモルジピンと併用して、医師から処方された2種の漢方薬 (ニンジントウ、サイコケイシトウ、カンゾウ5 g含有) を7年間摂取したところ、歩行が困難になるほどの両膝の激しい痛みや腫れ、食欲不振などを訴え、漢方薬中止により症状が改善したため、カンゾウを含む漢方薬による重篤な低カリウム血症や横紋筋融解症、筋麻痺、呼吸器障害と診断された (PMID:17473492)
・39歳女性 (イタリア) が市販のカンゾウ製剤を27 g/日 (グリチルリチン1.3 g含有) で3ヶ月間摂取したところ、頭痛や全身の虚弱、上肢湿疹、上腹部痛を訴え、摂取中止により改善したため、カンゾウによる低カリウム血症と診断された (PMID:18386259)
・74歳女性 (日本) がカンゾウを含む2種の漢方薬を10年以上摂取したところ、進行性の首の虚弱が起こり、摂取中止により症状が改善したため、カンゾウによる低カリウム血症によって誘発された首下がり病と診断された (PMID:12954548)
・50歳女性 (トルコ) がカンゾウ抽出液を2カップ/日、3ヶ月間摂取したところ、全身性虚弱、胸の痛み、発汗、動悸、めまい、失神発作を起こした。カンゾウ摂取によって誘発された低カリウム血症によるブルガダ症候群と診断され、植え込み型心臓除細動器が必要となった (PMID:20881418)
・65歳男性 (アメリカ) が、カンゾウを摂取し (摂取量、期間不明) 、全身性虚弱、嘔吐、下痢、手足のしびれ、胸痛、息切れ、尿の減少などを起こし、高度の低カリウム性麻痺と高血圧と診断された (PMID:20497832)
・自動除細動器を入れている38歳男性 (アメリカ) が、過剰のカンゾウを摂取したところ (摂取量、期間不明) 、低カリウム血症を呈し自動除細動器が作動した (PMID:21954510)
・神経性食欲不振症の18歳女性 (デンマーク) がカンゾウ約20 g/日含有の菓子を2ヶ月間摂取したところ、重篤な低カリウム血症状を呈した (PMID:20739148)
・49歳男性 (イギリス) がカンゾウを3 g/日、3年間摂取し、頭痛、低カリウム血症、高血圧を伴う偽アルドステロン症と診断され、摂取中止により改善した (PMID:21131288)
・慢性閉塞性肺疾患で吸入薬、抗高血圧薬、利尿薬を服用中の62歳男性 (オランダ) が、独自の判断で抗高血圧薬の服用を休止し、カンゾウを300 g/日まで摂取したところ (摂取期間不明) 、呼吸困難を呈し、高血圧、浮腫を伴う重篤な代謝性アルカローシスと診断された (PMID:22419048)
・ヒドロクロロチアシドで高血圧治療中の50歳女性 (アメリカ) が、ブラックリコリスキャンディー (カンゾウ抽出物2%含有) を3週間で1.5袋 (グリチルリチン酸0.5 g/日に相当) 摂取し、高血圧、低カリウム血症、代謝性アルカローシスを伴う横紋筋融解症を発症し、それにより二次性低カルシウム血症、二次性副甲状腺機能亢進症を発症した (PMID:22595392)
・45歳男性 (トルコ) が、カンゾウシロップ (グリチルリチン酸200 mg/L含有) 1 L/日を4日間、5日目に2.5 L摂取したところ、浮腫、虚弱などを呈し、カンゾウの過剰摂取による低カリウム血症、血小板減少症と診断された (PMID:22653692)
・47歳女性 (スペイン) が、生カンゾウキャンディーを約1ヶ月前から数袋摂取したところ、低カリウム血症による無気力、浮腫、高血圧を呈し、偽高アルドステロン症と診断された (PMID:24051150)
・幼少時から単形性心室性期外収縮の多発を指摘されているが全く無症状であった24歳女性 (日本) が、痩身目的でカンゾウを含む茶を1ヶ月程度摂取したところ、激しい運動後に突然意識が消失し、心肺停止となって医療機関に搬送された。血中カリウム値が低下していたため、カンゾウ中のグリチルリチンと発汗による低カリウム血症が誘発した心室細動と診断された (101) 。
・35歳男性 (フランス) が、カンゾウキャンディーを約15日間で6 g×12缶摂取したところ、9日目頃から虚弱、下肢浮腫、筋肉痛、その後、全身性痙攣、動悸を呈し、カンゾウによる低カリウム血症が疑われた (PMID:23615716)
・肥満と高血圧のためメチルドパ (血圧降下薬) を服用中の38歳女性 (オマーン) が、医師に伝えずに、体重減少目的にカンゾウ根の茶を3回/日、2ヶ月間摂取していたところ、持続性の低カリウム血症と多形性心室頻拍を繰り返し起こした (PMID:24303973)
・高血圧症のためジルチアゼムと硝酸イソソルビドを服薬中の79歳女性 (日本) が、腰痛治療のため医師から処方された2種の漢方薬 (シャクヤクカンゾウブシトウ、ケイシカジュツブトウ、合わせてカンゾウ5 g含有) を2週間摂取したところ、四肢の虚脱、両足の痛みを訴え、重篤な低カリウム血症や横紋筋融解症、偽アルドステロン症と診断された (PMID:24620820)
・70歳女性 (フランス) が、検査入院中に血清カリウム高値であったため水分摂取を勧められ、カンゾウを含むハーブティーを多量 (≦ティーバッグ15個分/日) に摂取し続けたところ、2週間後の退院時に突然転倒して受診。低カリウム血症と診断され、カンゾウ中のグリチルリチンとの関連が疑われた (PMID:23087275)
・49歳女性 (アメリカ) がカンゾウを1ポンド (約450 g) /日、4ヶ月間摂取したところ、激しい頭痛、視力障害、全身性痙攣を発症し、可逆性脳血管攣縮および可逆性後頭葉白質脳症と診断された (PMID:21098410)
・49歳女性 (オランダ) が、大量のカンゾウ (摂取量不明) を2週間摂取したところ、激しい頭痛と視力障害を発症し、高血圧性脳症および可逆性後頭葉白質脳症と診断され、カンゾウ摂取を中止したところ、正常血圧に戻った (PMID:21332974)
・65歳女性 (イギリス) が大量のカンゾウ (ブラックリコリス) を摂取したところ (摂取量不明) 、その日のうちに混乱、方向感覚の喪失、4日後に激しい頭痛、視力障害、上肢震え、高血圧を呈し、可逆性後頭葉白質脳症と診断された (PMID:21431895)
・10歳男児 (イタリア) がカンゾウ入り菓子 (リコリス・タフィー) を20個以上/日 (カンゾウ2,400 mg/日、グリチルリチン酸72 mg/日に相当) 、4ヶ月間摂取したところ、全身性および強直性間代性てんかん発作を発症し受診。高血圧を伴う可逆性後頭葉白質脳症と診断され、カンゾウ摂取を中止したところ、正常血圧に戻った (PMID:25680999)
・51歳女性 (イギリス) が、リコリスと塩化アンモニウム含有の北欧の菓子 (サルミアッキ) を約750〜800 g/日、数ヶ月間摂取し、重度の高血圧 (偽アルドステロン症) を呈した (PMID:22665565)
・肥満、抑うつ、急性感染症の34歳女性 (ドイツ) が、体重減少目的で数ヶ月間、何も食べずカンゾウ製品のみを摂取し (摂取量不明) 、致死性高血糖昏睡にて死亡した (PMID:20064700)
・4歳男児 (イタリア) が発熱を伴う軽度の風邪の治療にアセトアミノフェン250 mg/日を1日服用した翌日にオオバコ、リコリス、ヤナギ、エルダーフラワー、セイヨウナツユキソウ含有 (含有量不明) のハーブシロップ5 mL×3回を摂取し、重度の消化管出血による乏血性ショックを呈した (PMID:21952153)
・45歳女性 (イギリス) が、カフェイン摂取の抑制および歯の健康のためにカンゾウ茶を6杯/日、12ヶ月以上摂取したところ4ヶ月間継続するホットフラッシュ、発汗、頭痛を生じ受診。高血圧、軽度の低カリウム血症と診断され、摂取中止により改善した (PMID:26077805)
・過食症の48歳女性 (イタリア) が、約600 g (3袋) のリコリスグミを1時間以内にほとんど噛まずに摂取したところ、3日後頃から胃腸の不快、胸焼け、吐き気、嘔吐を呈し受診、急性腎不全と診断された。内視鏡検査にてリコリス胃石が見つかり、除去により回復した (PMID:24902945)
・高血圧のためメトプロロール (血圧降下薬) を服用中の65歳女性 (アメリカ) が、ブラックリコリスクッキーを大量に (2箱/日以上) 、約6ヶ月間摂取したところ、頭痛、胸痛、吐き気、嘔吐を呈し、急性高血圧症と診断され、摂取中止と加療により改善した (PMID:26380428)
・50歳女性 (アメリカ) が、リコリス根を含むリコリス茶を4〜5杯/日摂取していたところ (摂取期間不明) 、高血圧、頭痛、動悸、頻発する足の筋肉痛を生じて医療機関を受診。投薬治療を開始したが改善せず、血液検査の結果、ナトリウム高値、カリウム低値、PTH高値が認められた。初診の11日後よりリコリス茶の摂取を中止したところ改善した (PMID:27251761)
・長期間リコリスを300〜500 g/日摂取していた57歳男性 (イギリス) が、4年間にわたって高血圧のコントロール不良であり、胆嚢摘出術施術前の血液検査で血清カリウム低値であったため血圧降下薬 (メトプロロール、エナラプリル) に加えてカリウムを処方されたが、その後も2年間にわたって高血圧が改善されず、医療機関を受診。継続的な多量のリコリス摂取と副腎の腫瘍を原因とする高血圧と診断され、リコリスの摂取中止と腫瘍摘出によって正常血圧へ回復した (PMID:20213599)
・76歳女性 (日本) がカンゾウ油抽出物含有の美白クリームを約2ヶ月間利用したところ、まぶたと頬の周囲に痒みを伴う浸潤性紅斑を生じ、パッチテストにてカンゾウ油抽出物による接触性皮膚炎と診断された (PMID:25838099)
・66歳男性 (アメリカ) が、末梢神経障害による痛みを紛らわせる目的でリコリス含有咳止めドロップを160錠/日 (約240 g、グリチルリチン288 mg含有) を摂取していたところ、摂取開始と同時期から高血圧、低カリウム血症状態が4ヶ月間にわたって継続。検査の結果、代謝性アルカローシス、尿中遊離コルチゾール上昇が認められた。ドロップの減量 (80錠/日) で血清カリウム値のみ改善、摂取中止でその他の症状も改善した (PMID:26212733)
・良性結腸ポリープと軽度高血圧の既往歴があり、ACE阻害薬を服用中の56歳女性 (アイルランド) が、毎日カンゾウ菓子を数ヶ月間摂取したところ (摂取量不明) 、激しい頭痛と吐き気、視覚障害、発作を生じ、可逆性後白質脳症症候群と診断され、摂取中止と加療により改善した (PMID:25342161)
・51歳男性 (カナダ) が、ブラックリコリスのゼリービーンズを約50粒/日 (摂取期間の詳細不明) 摂取したところ、腹痛、食欲不振、嘔吐、下痢、口渇感、多飲症を生じ、高血圧と診断され、摂取中止と加療により改善した (PMID:28276791)
・48歳女性 (イギリス) が、健康維持とカフェイン摂取回避を目的として、リコリス茶を約3カップ/日、4ヶ月間摂取していたところ、摂取当初より頭痛、吐き気、倦怠感が持続したため医療機関を受診。本態性高血圧および低カリウム血症と診断され投薬治療を受けたが改善せず、リコリス茶の摂取中止によって改善した (PMID:29127128)
・前立腺がんの既往歴がある79歳男性(韓国)が、カンゾウを含む韓国ハーブ製強壮剤(グリチルリチン酸0.23 mg/mL含有)を2ヶ月間摂取したところ、低カリウム血症、代謝性アルカローシス、低血中レニン活性および低アルドステロン値を呈した。カンゾウ摂取による偽アルドステロン症と診断され、摂取中止と加療により回復した (PMID:15351880)

禁忌対象者

・高血圧、肝機能障害、浮腫、重度の腎不全、低カリウム血症、浮腫を伴う心疾患、うっ血性心不全を持つひとは使用禁止 (22) 。

医薬品等との
相互作用

<ヒト>
・狭心症、高血圧、不整脈、前立腺がん、喘息などの既往歴があり、複数の薬剤 (イミダプリル塩酸塩、アムロジピンベシル酸塩、イソソルビドモノニトラート、ジソピラミド、ビカルタミド、シロドシン、プラバスタチンナトリウム、フルトプラゼパム) に加え、カンゾウ0.44 g/日および0.34 g/日含有の漢方薬2種類を服用していた82歳男性 (日本) が、肺炎のため入院し、ガレノキサシン (フルオロキノロン系抗生物質) にて治療したところ、カンゾウ摂取による低カリウム血症、薬剤によるCYP3A4阻害が関連したガレノキサシンとジソピラミドの副作用の増強が複合的に影響して心室性頻拍を起こした (PMID:19915794)
<試験管内・動物>
・動物実験 (ラット) において、カンゾウエキスまたはグリチルリチンの経口投与はCYP3AとP糖タンパク質活性を誘導した (PMID:22980806)
・動物実験 (マウス) において、グリチルレチン酸の経口投与はCYP3A4、CYP2C9、CYP2C19活性とCYP3A11、CYP2C27、CYP2C39遺伝子発現を抑制したが、CYP2A6、CYP2D6活性やCYP2A4、CYP2D22遺伝子発現に影響を与えなかった。また、in vitro試験 (ヒト肝ミクロソーム) においてCYP3A4、CYP2C9、CYP2C19活性を阻害したが、CYP2A6、CYP2D6、CYP2E1活性に影響を与えなかった (PMID:26712778)
・in vitro試験 (ヒト肝ミクロソーム) において、グリチルレチン酸はCYP2C19、CYP2D6活性に影響を与えなかったが、CYP1A2、CYP2C9、CYP3A4活性を阻害し、動物実験 (ラット) において、bakuchiol (CYP2C9、CYP2C19、CYP3A4基質) の代謝を阻害した (PMID:27904813)
・in vitro試験において、カンゾウ抽出物はわずかにCYP3A4、CYP2D6を阻害したが、その影響は含有成分の一つグリチルリチンより大きかった (PMID:21351298)
・in vitro試験 (ヒト肝細胞、ヒト肝ミクロソーム) において、カンゾウに含まれるグリチルレチン酸、グリチルリチン、liquiritigenin、isoliquiritigenin、リクイリチン、licochalcone A、およびこれらの混合物は、CYP450の遺伝子発現や活性に影響を与えた (PMID:24939038)
・in vitro試験 (ヒトCYPタンパク) において、カンゾウ根のアルカリ抽出物は水抽出物と同様にCYP3A4活性を抑制した (PMID:25189890)
・in vitro試験において (ヒト肝細胞、ヒト肝ミクロソーム、ヒト肝シトクロム) において、カンゾウ抽出液はCYP3A4活性を阻害した (PMID:24824478)
・in vitro試験において、カンゾウやカンゾウとシャクヤク混合物はクロザピン (CYP1A2、CYP3A4基質、統合失調症薬) の代謝を抑制した (PMID:25948710)
・in vitro試験 (ヒト肝ミクロソーム) において、カンゾウに含まれるリコカルコンAはCYP1A2、CYP2C8、CYP2C9、CYP2C19、CYP3A4活性を阻害した (PMID:26100226)
・in vitro試験において、カンゾウ根から抽出したグラブリジン (イソフラバンの一種) はCYP2B6、CYP2C9、CYP3A4活性を阻害した (PMID:12019199)
<理論的に考えられる相互作用>
・チアジド系利尿薬、緩下剤、強心配糖体、コルチゾールとの併用はしないこと (22) 。
・理論的には、カンゾウと降圧剤を併用すると、薬効が減弱する可能性がある (94) 。
・理論的にはカンゾウとコルチコステロイドを併用すると、コルチコステロイド活性の持続時間が長くなる可能性がある (94) 。
・ヒトではまだ確認されていないが、カンゾウはCYP2B6酵素を阻害する可能性があるため、理論的には、CYP2B6で代謝される薬物濃度が増加する可能性がある (94) 。
・詳細は不明だが、カンゾウはCYP2C9またはCYP3A4に影響する可能性があるため、これらの酵素で代謝される薬物と併用する際には注意が必要である (94) 。

動物他での
毒性試験

1.TDLo (最小中毒量)
・カンゾウ根水抽出物を投与:ラット筋肉内 (間欠的) 1.5 g/kg/15日 (91) 。
2.LD50(半数致死量)
・カンゾウ根抽出物を投与:マウス腹腔内681 mg/kg (91) 。
3.NOAEL (無毒性量)
・グラブリジン含有甘草抽出物 (グラブリジン2.9%含有) を投与:ラット経口 (雄) 800 mg/kg/日、ラット経口 (雌) 400 mg/kg/日 (PMID:18448224)
4.その他
・in vitro試験において、カンゾウ中のグラブリジンはチロシナーゼ活性を阻害した (PMID:27288962)
・in vitro試験 (ラット肝細胞) において、グラブリジン含有甘草抽出物油 (グラブリジン2.9%含有) 0.6mg/mL以上の濃度で染色体異常を誘発したが、動物実験 (雄ラット) においては、遺伝毒性は認められなかった (PMID:18502556)

AHPAクラス分類
及び勧告

・根、根茎:クラス2b、2d (22) 。

危険情報、禁忌対象者 参照

総合評価

安全性

・通常の食品に含まれる量を摂取することは、おそらく安全であるが、多量に長期間摂取すると、重篤な低カリウム血症や高血圧、アルカローシス、虚弱、無気力、稀に脳症を起こす可能性がある。
・妊婦がカンゾウを摂取すると早産のリスクが増加する可能性があるため、危険であり、使用は避けたほうがよい。
・授乳中の安全性については情報が十分に得られていないため、使用を避ける。
・小児が摂取すると有害事象を起こす可能性があるため、推奨できない。
・・高血圧、肝機能障害、浮腫、重度の腎不全、低カリウム血症、浮腫を伴う心疾患、うっ血性心不全を持つひとは禁忌。

有効性

(注:下記の内容は、文献検索した有効性情報を抜粋したものであり、その内容を新たに評価したり保証したりしたものではありません。)
・カンゾウを含む製剤では、消化不良の症状の改善に関して有効性が示唆されている。

参考文献

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(22) メディカルハーブ安全性ハンドブック 第2版 東京堂出版 林真一郎ら 監訳
(29) 牧野和漢薬草大図鑑 北隆館
(33) 世界薬用植物百科事典 誠文堂新光社  A.シェヴァリエ
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